第21話
家に帰るとサヤも入って来た。
「イツキ君の部屋で料理を作るね」
「あ、いや、今日は休みたいんだ」
「いいよ、休んでて」
サヤは俺をベッドに引っ張り寝かせた。
「いや、そこまでは疲れていないぞ?」
「いいからいいから、今日の料理は時間がかかるよ」
俺は口を塞がれ、ベッドに横になった。
サヤが料理をする音が心地いい。
料理のいい匂いがする。
◇
「寝てた、のか?」
「そうだよ」
サヤが添い寝していた。
「ふふふ、イツキ君が気持ちよさそうで、一緒に寝ちゃった」
そう言って俺を抱き枕にしてくる。
「た、食べよう」
「私を?」
「ち、違う。食事だ」
「ふふふ、料理、冷めちゃったね。温めてくるね」
そう言ってサヤが起き上がる。
俺にキスをしてからベッドを出た。
「ご馳走様~」
「く、いつもからかってくる」
食事を終えるとサヤがすっと立ち上がった。
「汗、流してくるね」
そう言ってナチュラルにシャワーを浴びる。
ドキドキしてしまう。
サヤが俺の部屋でシャワーを浴びている。
サヤが、バスタオルを巻いたまま出てきた。
「ねえ」
「ん?」
「一緒にお風呂に入ろ?」
そう言って俺の上に座った。
「で、でも、一緒に入ったら、変な事をしてしまうかもしれない。自分を押さえられないんだ」
サヤが立ち上がった。
そしてバックからシートのようなモノを取り出す。
「じゃーん、これは何でしょう?」
「……コンドーム?」
「正解!たくさんあるよ!」
「ほ、本当に我慢できなくなるんだ」
「いいよ。一緒に入ってみよ。からかってるか、本気か分かるよ」
そう言ってサヤが俺の上着を脱がせた。
頭が混乱して、でも逆らえない。
俺は、そのまま
2人でお風呂に入った。
◇
サヤがお風呂で寝そべる。
「も、もう、動けない。イツキ君、私を、拭いてベッドに運んで」
「ごめん」
「ふ、ふふふ、イツキ君は、やっぱり体力お化けだね」
そう言いながら俺に体を拭かれてドライヤーで俺が紙を乾かして、服を着ずに一緒にベッドに入った。
「イツキ君、コンドームはまだあるよ。私、回復してきたかな~」
「これ以上ヤッタら、サヤを壊してしまう」
「はあ、はあ、イツキ君、もう一回言って」
「これ以上ヤッタら、サヤを壊してしまう?」
「もう一回」
「これ以上ヤッタら、サヤを壊してしまう?」
「いいよ、壊して。コンドームは、たくさんあるよ」
俺とサヤはまた、1つになった。
◇
【次の日の朝】
「イツキ君、学校は」
「休もう!」
「イツキ君、今の言い方、かっこいいね」
俺は答える代わりにサヤを抱いた。
「んおん!んんんんん!」
◇
【三日後】
「もう、学校を3日も休んじゃったね」
「そうだな、コンドームが無い」
「明日、一緒に登校しよ」
「だな」
「ふふふ、一緒に休んで、一緒に登校したら、2人の関係がバレちゃうね」
「明日は放送部だ」
「そうだね?」
「付き合い始めた事をみんなに言う」
サヤの顔が赤くなった。
「いい」
「やめた方がいいか?」
「ううん、違うよ。言って欲しい。イツキ君の口から、みんなに言って欲しい。はあ、はあ、いいよ。イツキ君、かっこいいよ」
「最初は、サヤにからかわれていると思っていたんだ。でも、1つになってサヤが本気だって分かったから、サヤ、付き合おう」
「はい」
「サヤ、鼻血が出てる」
「あ、ほんとだ」
「抱きすぎたから」
「違うよ!興奮しすぎて!」
「興奮しすぎてって、本当に大丈夫か?」
「だい、じょうぶ。ほら、肌がつるつるだよ。触って」
「いや、つるつるだけど!」
「前からイツキ君の事が好きだったから、嬉しすぎるんだよ」
「そ、そうか」
「イツキ君、真っ赤」
「サヤもだ」
「えへへへへ。一緒だね」
そう言ってサヤは、俺とキスをした。
終わり
あとがき
打ち切りエンドです。
この作品は元々執筆を始めて数か月放置のままお蔵入りしていました。
「投稿し始めれば筆が進むんじゃないか?」
そう思い投稿を始めましたがそれでも筆が進まず更に他の事も忙しくなり予定が更に狂いました。
色々検討しましたが結果打ち切りです。
すっごくざっくり書くと他作品の連続投稿が止まり、執筆以外のやる事が増え削れないのとそのストレスで考えがまとまりずらい状況で更新が止まる→執筆のスリム化が必要→一番筆が進まず、伸びないこの作品を打ち切り、とこんな感じです。
フォロワー数は現状僅か560人であまり読まれない作品でしたが、それでも読んでくださった方々、本当にありがとうございます!
ではまた!
追記
新作投稿開始です。よろしくお願いします。
『学園初日で決闘に負けて死ぬ悪役貴族に転生した俺、エロ妖精を助けたら人生が変わった。エチエチイベントを起こすだけでレベルが上がり、鍛えれば強い俺は学園最強となる』
振られたら秒でヤンデレ美少女にロックオンされた ぐうのすけ @GUUU
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