真のダンジョン探索をしたいあなたへ
- ★★★ Excellent!!!
この物語のダンジョンに登場する生々しい生き物たちには、生の実感があります。
深夜に暗い廊下を歩いているとき、ヌッと現れてきても不思議じゃないようなリアルさがあるということです。その生々しさが読者に感じさせる、粘ついた不快感、これが主人公の抱える「先行きの見えない不安」と重なって、私達は真にダンジョン探索に没頭できます。
たまたま朝4時くらいに読み始めたけど、この作品は電気を消して、ちょっと眠くなり始めたくらいに読み始めて、没入して覚醒して暗い廊下が怖くなって…そうやって読むのが一番楽しめるんじゃないかな。
素晴らしい作品です。今後もワクワクさせてほしいと思います