独特な雰囲気と作風の、見たことのないハイファンタジー世界

登場人物の言葉遣いや、文章の言葉が独特の世界観を表現している。「実行」や「結果」といった言葉が多く見られ、それが神話や魔法の世界を感じさせない。全ては法則や論理に基づき、それを圧倒的な力で再現している人工知能のようにも感じさせる。
だから、主人公は創造主でありながら、創造主自体もつくられた存在に見えてくる。
その創造主を凌駕する存在は、哲学的な作者の視点なのだろう。解釈は読み手によって異なるが、様々な解釈も作品の一部になるだろう。
だから、私の解釈をこのレビューに残す。

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