完璧すぎる王子。
だからといって冷徹だとかそういうのではなく、笑顔はなくとも気遣いも優しさもあり、とにかくパーフェクト。あまりにも完成され過ぎて、逆に心配になるレベル。
人間離れしていて、まさに月に形容されるのはぴったりなのですが…いやあこれは本当、気づまり過ぎるだろうと。まっすぐで硬い棒は、いつかポキリと折れるのではないかという危うさを感じてしまい。
主人公リアネはわりかし自棄なところがあって、見ていると冷や冷やしちゃうのですが、王子に対する態度は一貫していて、読んでるうちにリアネ頑張れ、王子の完璧を崩すのだ…と拳を握りしめるように読んでしまいます。
リアネに王子を救って欲しい気持ちと、王子の行動の理由を知りたい好奇心とで、毎日の更新が待ち遠しい作品でした。
一話が短く、隙間時間のちょこちょこ読みも出来るので、気になりましたらぜひ読んでみてください!