この中に厨二病がいる……のか!?
雨蕗空何(あまぶき・くうか)
(妹は大事にしようね)
俺の名前は
今日から高校生の、いたって普通の健康優良児。見た目に特筆するべきところなし。高校デビューの予定もない、平々凡々な男。
の、はずだったんだが……
「なんで……よりによって入学式の今日この日に、右目眼帯右手包帯で登校するハメになってんだよぉぉーー!?」
そう。今の俺は右目に眼帯、右手に包帯。
お分かりだろうか。
ザ・厨二病ファッション☆
断じてこれはファッションではない。意図した格好ではない。
昨日ものもらいの手術をして、その帰りによそ見運転の自転車とぶつかった。極めて正当な治療形跡である。
だが、よりによって高校一年生の初日にッ!
こんな格好でクラスメートと初対面したればッ!
『ひそひそ……あの人高校生初日で厨二病ファッションしてるよ……』
『ひそひそ……そっとしといてあげましょ……そういう年頃なんだよ……』
なんてッ!
生暖かい目でそこはかとなーく距離感作られちまうんだッ!
くそっ! 俺が何した!? なぜこんな目に遭う!?
天罰か? 天罰なのか? 昔もらった黒糖まんじゅうが五個入りだったから妹に黙って一個食べてさも最初から四個入りだったみたいに見せかけたのがいけなかったのか!?
神様! 妹様! そうなら謝る! 謝るから俺の高校生スタートはぜひに平凡にしてくれッ!!
……なんて、祈ってもどうにもならない。
しれっと言えばいいんだ。自己紹介のタイミングで、この眼帯と包帯はものもらいとケガなので気にしないでくださいって。
ガチの厨二病ならケガですなんて言わないはずだから、言えばみんな分かってくれるはずだ。
よし! そうしよう!
「黒川光冴です。この眼帯と包帯はものもらいとケガなので気にしないでください」
「桑原浩太です。この眼帯と包帯はものもらいとケガなので気にしないでください」
「小池薫です。この眼帯と包帯はものもらいとケガなので気にしないでください」
「小嶋涼真です。この眼帯と包帯はものもらいとケガなので気にしないでください」
「五条賢太郎です。この眼帯と包帯はものもらいとケガなので気にしないでください」
おいィィィィィ!?
なんで一クラスに右目眼帯右手包帯男が五人も集結してんだァァァァァ!?
◆
高校生活、二日目。
昼休み。
そこには机を固めて弁当を囲む、五人の右目眼帯右手包帯男がいた。
……仕方ないだろ。明らかに俺ら浮いちゃってるもん。
一人だったらまだしもこんな外見が五人もそろっちゃったら、なんか異様な力場が形成されてる的なオーラが出ちゃって他のヤツらそれとなく敬遠しちゃうもん。
そうなったらぼっちになるか、俺ら同士で固まるかの二択だろ? そこでぼっちを選択する度胸はないだろ?
……ガチの厨二病だったら、むしろ望んで孤高の存在になるのかなぁ。
そういうヤツはそれはそれで生きやすそうだなぁ。
「えーっと、うんまあ、すごい偶然だけど、この機会だしみんなで仲良くしよう……ね?」
会話を切り出す、眼帯包帯男の一人、えーと小嶋……いやコイツが五条だったっけ? あれ桑原だったか? あれ桑島?
いや二日目でもう顔と名前が一致するほど俺はコミュ力高くねーんだよ、もっと特徴あればってか眼帯包帯男っつー特徴アリアリなんだけどね!? 強すぎる特徴が五人もそろってたらそれ以外の特徴が頭入んないよ!?
つか、ね? 一クラスに五人眼帯包帯男が集まる時点でだいぶすごいけど、なんで出席番号連番で固まった?
俺ら全員カ行の後半だよ? カ行が何した?
出席番号順に席が並んでるから、俺ら一列に並んじゃってるよ? 授業中に眼帯アイを一列に浴びるハメになる先生方、なんか怖がってた気がするよ?
どうすんだよこれ五目並べなら勝利決定しちゃってるよ? 眼帯包帯男のロイヤルストレートフラッシュだよ?
ともかくだ。
仲良く会話することは俺も望むところだ。
ホントはもっと全員と仲良くなりたかったんだけどなぁ……!
「そ、そうだな、こんな偶然めったにないんだし仲良くしたいよな!」
「偶然の縁ってすごいよなー、眼帯包帯男がこんなにそろうなんてちょっと絵面が強すぎるけどさぁー!」
「ビックリだよねぇー! まさか眼帯包帯男が俺以外に五人もいるなんて思わなくてさぁー!」
「そうそう、眼帯包帯男がクラスに五人も……ん?」
バッ、と。
今発言した眼帯包帯男に、他の四人の視線が向く。
そう、四人だ。
この場にいる眼帯包帯男は発言者含めて五人、発言者以外というなら四人だ。
視線の集まった眼帯包帯男はきょとんとして、それから明らかに「やっべ……」みたいな表情をして、目をそらして落ち着かなげに眼帯を指で触りながら、しどろもどろに言った。
「あっいや、言い間違えた! 俺を入れて五人!
いやーあんまりにも変な状況だから言い間違えちったよーあははー!」
そいつ一人、笑う。
……おいィィィィィ!?
なんかいるの!? なんか見えちゃってる系!?
えっガチな人!? ガチにそっち方面な人!?
いるの!? 普通の人には見えない系のサムシングが!?
そんでソイツも眼帯包帯男なの!?
にわかに緊張しだした空気をなごませるように、眼帯包帯メンズは喋り出した。
「あ、ああー! 言い間違いするよねぇー! こんな変わった状況ならねぇー!」
「俺もするわーこんな状況なら言い間違いなんて一日百回だってするわー!」
「なんなら言い間違いしまくって一字一句全問不正解まであるよなーやべぇよなー!」
「逆にこんな状況で言い間違いのひとつもしない方が胆力座りすぎーっていうか……ッつ」
カラン、と。
眼帯包帯男の一人が、右手から箸を取り落とした。
その右腕は別の生き物みたいにびっくんびっくんとけいれんし、左手でそれを抑えるように握っていた。
他の四人の眼帯包帯男の視線が、右腕けいれん男に集まる。
右腕けいれん男は「やっべ……」みたいな引きつった表情をして、しばらく沈黙して、それからうわずった声でのたまった。
「い、いやぁー右腕のケガが痛くてさぁー!
ついね!? こう、ケガが引きつってビクーンとしちまうっていうか、痛いとなんか自分の意図しない動きすることあるよね!?」
あはははは、とソイツの乾いた笑いが響き渡った。
……おいィィィィィ!?
今なんか明らかに人の右腕の動きじゃない動きしてなかったか!?
なんかヤバイなんかがうごめいてる的な動きに見えたんだけど!?
えっ「鎮まれ俺の右腕」系!? 包帯の下にそういうアレが仕込まれてる系!?
包帯ほどいたら闇の刻印的サムシングかそれとも精神汚染グロテスク系サムシングがあったりしちゃう系なの!?
またしても緊迫する空気。
なんとかなごませようと、また眼帯包帯メンズは喋り出した。
「あ、あ、あるよねぇー痛みに引きつって変な動きしちゃうことさぁー!」
「あるあるぅーフラダンスするダイオウイカみたいなムーブしちゃったりとかさぁー!」
「逆に変な動きが極まりすぎて今の俺ハリウッドにも出られるんじゃね!? みたいなムーブしちゃうことあるよなー!?」
「ケガの痛みで巧妙なムーブしてこれこそまさにケガの功名! なんつってな!? ……あ」
ハエ。
ハエが一匹、飛んできた。
ぶんぶんと、俺ら五人の間を飛び回り。
そして眼帯包帯男の一人に、肉薄して。
ぽとり。
ハエは机の上に落ち、絶命した。
沈黙。
眼帯包帯男のうちの四名の視線が、死んだハエと、その正面にいる眼帯包帯男の一名を見すえ。
そして視線を集めるワンオブ眼帯包帯男は、青ざめた顔で「やっべ……」みたいな表情をして、ふらふらと視線をさまよわせていた。
……おいィィィィィ!?
ハエ死んだのなんかやらかした!? なんかハエが死ぬサムシングが放出されてるの!?
えっ何その右目の眼帯の下には即死の呪いが仕込まれた邪眼的ヤクモノでも埋まってらっしゃる!?
その呪いが漏れ出ちゃってハエを安らかな死に至らしめた的ホワッツハプンなんです!?
ちょっとそういうのだったらマジで申告してほしいなー一緒にメシ食ってる俺らの安全のために!!
ハエ殺し(仮)眼帯包帯男は引きつけみたいな必死の笑い声を出して、なんとか取りつくろった。
「い、いやー勘弁してほしいなーメシ食ってる目の前で死なれるとかー!
弁当の上に落ちなかっただけまだマシだけどさー!」
「そ、そ、そうだよなーメシにハエ落ちてきたらテンションダダ下がりで気分まで急降下ーだよなー!」
「いやー急死に一生ってこういうことだよなー! いやハエは死んでるんだけどさー!」
「と、とりあえずハエ片付けよーぜ! いつまでも机の上にあったらメシ食えねーっしょ!」
「お、俺ティッシュ持ってるからこれでくるんで捨てたらいいよ! ……あ」
カバンからポケットティッシュを取り出した、眼帯包帯男の一人。
その右手に持つポケットティッシュに黒いシミが広がり、ズズズと染まっていった。
ソイツ自身の右手にも、包帯にも、黒いシミが点々とにじんでいた。
黒染め男は血の気の引いた「やっべ……」みたいな表情で、視線をティッシュから動かせずにいた。
……おいィィィィィ!?
えっそれ何!? なんなのその黒いの!? なんか暗黒の瘴気的サムシング!?
腕からなんか邪悪ななんかが出てティッシュを黒く染め上げたの!? 「俺に触れるとすべてが黒く染まっちまう」的ダークエンジェルなの!?
マジでそれどういう原理!? 何が起こったの!?
黒染めのダークエンジェル(仮)眼帯包帯男は、きょどった声で笑いながらまくしたてた。
「あ、あ、あぁーカバンに入れてた墨汁がこぼれて黒く染まっちまったー!
俺習字やっててさー帰りに書道教室行くからさーカバンに墨汁入れっぱなしでさーいやー参ったなーカバンの中が真っ黒だぜーあははー!」
「そ、そ、そうかーそりゃ災難だなー! 教科書とかダメにしてたらツイてないことこの上ないなー!」
「そんなたまたま墨汁をカバンに入れてたせいでなー! いやっ別にホントに墨汁入ってるか確認したりはしないんだけどな!?」
「も、もし教科書ダメにしてたら見せてやるからなー! 言ってくれよなー!」
「ま、まあ俺らタテに並んでるから授業中見せるのは難しいけどなー! 助け合いはするよなーあははー!」
笑う。引きつって笑う。
そうしながら、俺以外の四人の眼帯視線が、俺に向くのを感じた。
……いや、俺はなんもねぇよ!?
そんな「ここまで五人中四人がなんかガチっぽいことやったんだからきっとコイツも……」みたいな目で見られても俺はマジでただの一般ピーポーだからな!?
だからそんな注目されたって、できることなんてなんにも……ん?
「地震……?」
ガタガタ。ガタガタ。
揺れだした。そんなにデカいヤツではない、けど。
「うわわ、やべぇ……!」
俺は地震が苦手だ。こんな揺れでもビビるくらい苦手だ。
だからついビクッとなって、うっかりバランスを崩して、椅子ごと倒れてしまった。
「ちょ、うおっ……!」
倒れ込んでしまう前に、床に手をついた。
包帯を巻いた、右手を。
ばぁん、と。
床に手をつく音が、思いのほか大きく響いた。
眼帯アイズだけでなく、クラスの他の人間の目も俺に向いた。
そして地震は、ぴたりと止まった。
沈黙。
その場にいた全員、沈黙。
俺、冷や汗だらだら。
たぶん今の俺「やっべ……」みたいな表情してる。
そして眼帯包帯男の一人が、おずおずと口を開いた。
「今、地震……止まっ……止めた……?」
そしてまた、沈黙。
……おいィィィィィ!?
俺が止めたみたいじゃんか!? 俺が地面に手ぇついて地震止めたみたいじゃんか!?
違うんだよたまたまなんだよマジでたまたま手をついたタイミングで止まっただけなんだよ!?
ちょ、言い訳! 弁明しないと!
「た、たまっ……ぐうぜ、手……あの……」
ぬあぁぁぁぁぁ手が痛くて口が回らねぇぇぇ弁明できねぇぇぇぇぇ!?
そりゃそうだろガチでケガしてんだよその手であんな派手に体重支えたら痛いに決まってるだろバカヤロー!!
ちょ、マジで違うから弁明させて!? ねぇ!?
「あーうん……まぁ、そういう偶然、あるよねー……」
「うんその……たまたま手をついたタイミングで地震が止まる偶然、あるよねー……」
「そんな、人が地震を止めるとか、あるわけねー……よなー……?」
「たまたまだよねー……たまたま……」
おいィィィィィ!?
おまえら人がうまく喋れないからって「絶対怪しいけど偶然だったことにして話進めとこ……」みたいなのやめて!?
ずるいぞおまえら全員弁明したじゃんか!! そんでそのあとテンション上げてごまかしてたじゃんか!!
俺のときだけ明らかに目ぇそらして言いにくそうに会話するのやめて!?
一番俺がガチっぽく見えちゃうじゃんか!!
「あ……あぅ……あの……」
うんがァァァァァきちんと喋れ俺の口ィィィィィ!!
痛いからって包帯巻いた腕押さえて挙動不審にしてたらますますガチっぽいだろォォォォォ!?
眼帯包帯男の一人が、なんかもう半分ヤケクソみたいなテンションでほがらかに声を張った。
「さ、さぁ! 弁当食っちまおうぜ! 昼休み終わっちまう!」
シメるなァァァァァ!!
弁明させろォォォォォ!!
◆
そして、午後の授業。
……腹が、痛い。
ぐぎゅるるるるる。
痛みにきしんでうなる腹を、手で押さえた。
冷や汗だらだら。
そりゃね? さっきあんだけいろいろあってストレスかかって、昼休みギリギリになっちまって急いで弁当かっ食らったらね?
そりゃ腹のひとつも痛くなるよね?
……さぁ。ここからどうするか。
選択肢は少ない。トイレに行くか、ここで漏らすかだ。
当然、漏らすなんて選択をするはずがない。
ならトイレに行くに決まってんじゃねーかと思うだろうが、考えてみてほしい。
授業中。
おもむろに席を立つ、右目眼帯右手包帯の男。
ソイツは一言「ちょっとトイレに……」とだけ言い残し、教室を去る。
……明らかに隠された力を持った人間が人知れず超常存在との戦いに
できるか!! ただでさえ注目されちまったのに、ここからさらに厨二病っぽく見えちゃうムーブを積み重ねてたまるか!!
どうする、俺。
俺の席順は最前列だ。こっそり抜けるなんてできっこない。
考えろ考えろ。このピンチ、どうすれば悪目立ちせず切り抜けられる?
まずは情報だ。今の状況をきちんと把握することだ。
クラスの状況を確認するべく、俺は後ろを振り向いた。
俺の後ろに並ぶ、右目眼帯右手包帯男四連星。
その全員が、青い顔をして冷や汗を流して、腹を押さえていた。
……おいィィィィィ!?
おまえら全員腹下してるんじゃねーか!!
俺も含めて眼帯包帯クインテットの全員が「くっ……鎮まれ俺の腸内細菌……!」ってなってんじゃねーか!!
分かるけどさぁみんなあの昼休みで神経
どうする? どうする俺たち?
俺は四人全員に視線を送った。
四人全員が、視線を返した。
そのとき……俺たち全員の心が、通じ合った気がした。
俺たちにテレパシー能力はない。少なくとも俺にはない。
だが同じ状況、同じ極限下で、全員が同じ結論を下し、またその結論を下した事実を全員が察知できた。
厨二ムーブ みんなでやれば こわくない。
俺たちは手を上げた。
天井に向けて掲げられる、五本の包帯を巻いた右手。
にわかに周囲の視線が、俺たちに集まる。
その中で俺たちは、威風堂々と、おのれの目的を簡潔に告げてみせた。
「「「「「腹が痛いのでトイレ行ってきます」」」」」
ハーモニー。
一切示し合わせることなく、完璧にシンクロしたセリフ。
そこには一種のすがすがしさがあった。
まるで我慢に我慢を重ねた下痢便を、ようやく解放したときのあの達成感のようなってかこれから現在進行形で解放しに行くんだよ浸ってる時間はねェェェェ!!
俺たちは走った。
右目眼帯右手包帯の男五人、そろって廊下を内股で駆けた。
廊下を走るな、なんて小言は聞く耳持たないぜ。
なぜか? 大人の言うこと聞くなんてダセェって考える厨二病だから?
違う。マジで漏れちゃう五秒前だからだ。
冗談抜きで漏れそうだからだ。
走る。俺たちは走る。
素早く、しかし腹部になるべく刺激を与えないように。
体幹の上下運動を減らしたその走り方は、くしくもジャパニーズ・ニンジャスタイルに酷似していた。
なぜ忍者走り? 厨二病だから?
違うマジで漏れそうだからマジマジマジでやべーんだけど間に合うのかこれぇぇぇ!?
そして、俺たちはたどり着いた。
約束の地。辛苦を解放せし純白の
つまり、トイレに。
ここに踏み込んだ俺たちの表情は、笑顔だったと思う。
救いの地にたどり着いた安堵。喜び。
満面の笑みを浮かべる、右目眼帯右手包帯の高校生男子五人組。
さぁ、今こそ解放のとき。
決壊せずに耐えてくれたゲートオブコーモンの活躍に感謝し、いざ扉の向こうへ――
「あっ……」
気づく。誰ともなく。
全員の顔が、安堵から緊迫に変わる。
俺たちは苦難の中で、友情をはぐくんだ。
こんな奇妙な縁で結ばれた仲は、そうそういないだろう。
その結束は固い。きっと世界を敵に回しても、俺たちは仲間だ。
だが、この状況は。
……代表して、俺は叫んだ。
「おいィィィィィ!?
大便器の個室が、『四つ』しかねーじゃねーかァァァァァ!?」
◆
俺たちは、固い友情で結ばれた。
その友情は高校三年間続き、卒業後もちょくちょく会ったりするような、分かちがたい縁となった。
他の友達はあんまりできなかった。
彼女は誰もできなかった。
今なら俺は、素直に感謝できる。
あのとき俺らを眼帯包帯男にしてくれた運命、ありがとう。
尊い仲間ができたよ、ビバ友情。
ん? 腹痛はそのあとどうなったかって?
……四人はこれがセピア色の思い出になって、一人はパンツをセピア色に染めたよ。
その一人が誰かだって?
……右目眼帯右手包帯の男だった、とだけ言っとくぜ。
この中に厨二病がいる……のか!? 雨蕗空何(あまぶき・くうか) @k_icker
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます