第7話 懐かしき日々と‥次男の兄

日本大使館での会話

若い日本人とオルガ

「ええ、私はほとんど日本語は話せませんが

遠い異国となった 母の故郷の事は特別かも知れませんわ」

何処か寂しげな微笑をして彼女、オルガ


「でも,大戦(第一次大戦の事)では 母は敵国人となってしまって

東洋人の風貌でしたから‥」

「母は頑張り屋さん、赤十字の活動で領地のジャガイモを馬車で

届けたこともありましてよ」


「次男の兄リヒャルトはユダヤ人の年上の女優と駆け落ちして

でも・・素晴らしい理論を発表しました」


「その事でナチスから憎まれて‥」オルガはゆっくりと話す

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東欧の姫君 オルガの為に~~忘れられた姫 のの(まゆたん@病持ちで返信等おくれます @nono1

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