第55節 ミスを成功体験に変える

こんにちは、柑那かんなです。


今日は失敗、ミスの話をします。

ミスしたり、失敗すると落ち込むよねー


でも失敗しない人なんて、いない。

完璧かんぺきに見える人だって、実はたくさんの失敗を経験してきてる。


大事なのは失敗をどう受け止めるか。

そしてそのあとどう行動するか。


隼高はやこうのサッカー部のみんなも、たくさんの失敗を乗りえてきているけど

みんながよく言ってるのは「練習でたくさんミスをする」こと。

練習でミスをこわがってそつなくやっていたら、成長はない。


たとえるなら、10㎏のおもりを持ち上げられる人がずっと10㎏を持っていたら、それ以上持てるようにはならないでしょ。10㎏を持てるようになったら15㎏に挑戦ちょうせんするよね。最初は持てないけど、そのうち持てるようになる。そうしたら今度は20㎏に挑戦ちょうせんする・・・そうやってどんどん自分の可能性かのうせいひろがっていく。

練習ではどんどんチャレンジしていけばいい。上手くいかなくても、どうやったら上手うまくいくかなって自然と考えるものだから、練習しているうちにできるようになる。だから練習ではいくらでもミスをする。ミスしたからってどうってことない。だってそれは、試合でミスしないようにやるための練習だから。


もちろん試合でミスしたりすることもあるよ。それで負けたりしたらショックだし、責任せきにんを感じたりもするだろうね。そのプレーがあなたの人生や、チームメイトの人生を変えるような大きな結果を生んでしまうかもしれない。そしたら、きっとすぐには立ち直れないよね。でもね。それも、次の試合に向けた課題を与えられたんだって思おう。だって、あなたの人生はまだまだ続くんだもん。それでもう終わりだってじこもるか、自分もまだまだだなって、もっと成長したいって思うかのちがいだけで、明日は絶対に変わると私は思う。ほら、誰かが言ってたじゃない?「のびしろ」だって。


だけどね。

人って忘れっぽい生き物なんです。

一説いっせつによると勉強したことは数十分で半分近く、1時間後には半分以上忘れてるんだって。


だから、失敗したこともすぐ忘れちゃう。


というか、人って同じ失敗をり返しやすいものなのかも。

ほら、「ついり返してやってしまう小さな失敗」ってない??

雨予報あめよほうだったのに、かさを持たずに家を出てしまうとか。

宿題しゅくだいをやるのがいつもぎりぎりになっちゃうとか。

数学のテストで、必ず1かしょ単純たんじゅんなミスで点数落とすとか。

ま、これ全部私のことなんだけどね。


でね、こんなことを言ってくれた人がいたの。

「失敗は、『上手くいかないパターンを見つけた』っていう成功体験だよ」って。


つまり、あわてて家を出るとかさを忘れる。

宿題の前に好きなことを始めてしまうと時間を忘れて没頭ぼっとうしてしまう。

得意とくいな問題ほど油断ゆだんしてケアレスミスする。

というような、なぜ失敗するのかそのパターン見つけることができるの。

更にそのパターンをまとめると「見通しを立てず勢いでやる時失敗しやすい」ってわかるでしょ。


そういうパターンに気づければ、そうならないようなパターンに変えればいいだけ。私の場合だと、「やる前に見通しを立てて準備してからやれば成功しやすい!」ってわかる。だから、ミスをふせぐって意外いがいと簡単なことなの。

たださっきも言ったように、人間って忘れっぽいから。こういう時はこうしよう!っていう成功パターンをしっかりと復習ふくしゅうして自然と体が動くようにしておかないと、またつい失敗パターンにはまってしまうからね。失敗したら必ず「後から」振り返る。これが大事!!


本編・解説編も読んでみてね!



<ミスを恐れない>

https://kakuyomu.jp/works/16817330649112470710/episodes/16817330650446754279


<ミスを反省する時間はない>

https://kakuyomu.jp/works/16817330649112470710/episodes/16817330660385862087


<皆に助けられて>

https://kakuyomu.jp/works/16817330649112470710/episodes/16817330662966920118

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