第3話 身体が冷たい

 この季節になるといつもこうだ。自分は2日に一回しか風呂に入れない。それこそ毎日入りたいのだが母方の祖父母たちはそれをダメだと言ってしかたなく2日に一回を許している。しかし体はなぜか風呂に入っても冷たくなるのだ。どんどん冷たくなり、今日なんて風呂に入ってるのに寒く感じる程やばくなってきているのだ。

 最近何をしたいのか分からなくなってきた。意味もなく動画を漁り、意味もなくゲームを開いたり閉じたりを繰り返し、しまいには寝転んでそのまま寝るという始末で今日は何も面白いことは無かった。

 自分は明日が来るのを嫌うのに早くこの時間が終わってほしいと思ってしまい矛盾が生まれてるのにそれになんら興味を持たないのだ。自分は人間が嫌いだ。好きな人はいる。人間よりももっと嫌いなのが金である。理由は簡単だ。人を狂わせるのはいつだって金だ。例外だってあるはずなのに自分はその例外を知らない。

 かといって金が欲しくないわけではないのだ。金は生きるために必要なものなのだから要らないという人は滅多にいないだろう。

 自分の頭の中は何かが欠けたように空っぽのような気がして怖いのか分からないがすべてがどうでもいいと思ってしまうのだ。

 関心が日に日に薄れていくのだ。すべてにおいて自分は無能で何も取り柄が無く、生きる害虫なのだ。なのに自分は死ぬのが怖いのだ。人に迷惑をかけて生きているのになぜ死を恐れるのか分からないのだ。今は夜中の10時、自分はいつもパソコンを使っているときは下に毛布を被り、下だけ温めて上は寝間着でいるのだ。

 その寝間着は暖かいはずなのに体は冷たいのだ。眠いのにこれを書かないといけない気がしてずっとキーボードをカタカタ鳴らしながら打つのだが、やはり何も感じないのだ。自分の小説には感情が全くこもってないのだ。

 毎日、ほぼ毎日だ。身体が眠いと言って融通が利かないのは。それはそれでいいのだがやはり自分は学校が嫌いのようだ。正確に言えば集団でいるのが嫌なのだ。

 近年、集団行動へ力を注いでいるみたいだがそれは何故だ?知っててやってるのか?限りなく強制的に入れられた一つの空間で何年かを過ごすことがどれほど無意味なことかを。実際、問題は沢山上がっているはずなのに見て見ぬふりをする。そんな人たちに半ば強制的に入れられた空間で9年間過ごさないといけないと考えるだけで苦痛ではないか?どうせみんな自分の意見を真に受けないことくらいわかっているのだ。しかし現に自分は被害者と言ってもいいのではないだろうか?その空間を自分は拒んだのに義務教育だからと半ば強引に戻されたあの屈辱は今もずっと苦しいのだ。

 嫌なのに行かないといけないそんなところに何の利益があるのだろうか?実際自分はその空間で除け者にされ、友達に裏切られて、散々なめにあったのだ。

 自分が悪いことは承知の上だ。でもその空間にいなければ起きなかったのではないか?それとはまた違う別の出来事があったのではないかと自分は思うのだ。人によって価値観は様々だからこそ、ある一定の空間に入れられた者たちは仲間を作る。そしてどこにも入れなかった者たちが省かれる。そんな空間に9年もいたら、その入れなかった者たちは何を思うのか?知りたくはないか?個人の意見として言うと、良くも悪くもつまらなかった。その空間に9年という長い時間いたのにも関わらず何一つとして心に残ってる思い出が無いのだ。普通、人間はなにか思い出に残るようなことはだいたい何年たっても覚えてるものだと思っている。それで言うと自分は何も覚えてないという時点でその時間を無駄にしたと今思っているのだ。その時間があればもっと他の事に使えたかもしれないと考えると悔しいのだ。何度も言うが嫌われる原因を作ったのは自分、そうに違いないことくらいわかっているのだ。しかしその空間にいなければ自分はなにか違っていたのではないか?と思い、もやもやしてるのだ。

 しかし今となってはどうでもいいのだ。それでだいたいが済むのだ。自分は淋しい男なのです。ずっと心の靄が晴れないのです。みなにどんなに笑っても晴れないのです。むしろ、どんどん靄が濃くなっているような気がして自分は生きる希望さえありません。ただ今は勉強以外のことをしようと心に決めて毎日頑張っています。

 何度も言いますが自分は人が嫌いです。その理由は簡単です。人は底が見えないからです。人は恐ろしい生き物です。時に同族を殺し、時に同族を傷つけ、時に裏切るのです。そんな人間が嫌いです。私も嫌いです。しかし、性格や体形、そんなものは嫌いません。嫌うのは種族だけですから。

 これからまた寒くなるでしょうが自分は今でさえ体がときより寒いといい、身体が冷たく感じるのですから何時風邪を引いてもおかしくありません。ですが、皆様はどうかいつまでもお元気でいてくださいな。これは私から送ることのできる暖かい言葉です。

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ただの独り言 黒夢 @NAME0

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