探偵サモナー～懐中時計型アンドロイド少女で異世界の謎を解く～

第5話 新タスクフォース

【犯罪の現場】

【下水道】

【ゲイルシティ】

【09:30】

「警官 私と弟を救ってくれてありがとう」

「どういたしまして 今度から警察官の言うことを聞くように」

「そうします」

「また、アンドロイドの女の子のことは 秘密にしておいてくれる？」

「はい！」

　私は微笑みました

「了解！事件現場は確保される！」

　将校は本部との通信を続けた。その間に、別の警官が私のところにやってきて敬礼した。私も敬礼した。

「少女を両親の元に連れて行きます」

「ありがとうございます」

　少女は手を振って、その将校と一緒に行った。

　突然、オペレーターが私の無線機を通して通信してきた。ホログラムの画面が表示された。

「アレックス・サモナー。薔薇の女帝があなたに宮殿へ行くようにと呼びかけています。付き添ってください」

「了解」

　どこからともなく、数人の将校がやってきて敬礼した。私もお返しに敬礼しました。

　そして、下水道から出ると、ヘリコプターが現れ、私を迎えに来てくれました。

　＊

【グランドパレス】

【ゲイルシティ】

【09:30】

　ヘリコプターで大宮殿に降ろされた後、数人の王室警備隊員がやってきた。その後、宮殿の中に入った。ロイヤルガードは、赤いユニフォームを着て、ライフル銃を持っている。イギリスのロイヤルガードと同じような制服である。

　一方、中に入ると、宮殿はバラで飾られ、建物は白い大理石であることにすぐに気づいた。

　いくつもの廊下を経て、玉座の間で薔薇の女帝にお会いしました。

【王座の間】

【大宮殿】

【ゲイルシティ】

【09:35】

「アレックス・サモナー 大宮殿へようこそ」

　私はすぐにお辞儀をしてひざまずいた。

「ありがとうございます、女帝」

　皇后は金色の玉座に座っている若い女性です。彼女はブロンドの長い髪と緑の目をしており、赤いドレスを着ている。

　彼女の名前はアン・ノーラン。セージ帝国を築いたセージヒーローの子孫である。また、バラが好きなことから「薔薇の女帝」とも呼ばれている。

「あなたをここに呼んだのは、あなたがゲイルシティをテロ攻撃から救ったからです。また、親が重要な貴族である二人の子供を救ったからだ」

「なるほど」

「立って私と向き合ってください」

　私は立ち上がり、彼女と向き合いました。皇后は説明を続けた。

「あなたの英雄的行為に対して、司令官に昇進させます」

「司令官？」

　私は困惑して彼女を睨みつけた

「そうです、あなたは新しい特別任務部隊の司令官となるのです」

　皇后は微笑んだ。

「はい、皇后様」

「また、あなたは私に本当の力を隠すことはできません。あなたは異世界から来た探偵サモナーであり、転生者なのです」

　私は驚きを隠せませんでした。

「どうしてわかったのですか？」

「水晶の杖が教えてくれた」

　どこからともなく、彼女の手にクリスタル・スタッフが現れた。その杖は金色の棒で、先端が大きくとがった水晶でできている。

「なるほどね」

「懐中時計を見せてください」

　私は懐中時計を取り出した。レイラニは女帝に挨拶した。

「こんにちは、女帝。私の名前はレイラニです」

「こんにちは、レイラニ。お会いできて光栄です」

　会話の中で、女帝は頻発する異常な事件を解決するために、新たな対策本部が必要だと説明した。私は探偵サモナーなので、タイミングはバッチリです。

　また、女帝は、探偵サモナーが英雄神話であり、その血統が人目を忍んでいたため、あまり知られていないことを明かした。

「女帝"。対策本部の名前はどうするのですか？」

「あなたに決めていただきましょう」

　皇后陛下はバラがお好きですし、私の懐中時計には星の紋章がありますから、私が名前を考えました。

「セレスティアル・ローズ」

「いい名前ね 私の権限で、「セレスティアル・ローズ」対策本部を設置します。また、あなたのタスクフォースは私に直接報告することになります」

「了解！」

　私は敬礼した。