桃太郎 改編 誕生から旅立ち
柳 花火
第1話
昔々、あるところにおじいさんとおばあさんが、山奥でひっそりと暮らしていました。
おじいさんはふもとの街へ出掛けに行き、おばあさんは家で内職をしていました。
おばあさんが家で内職をしていると、玄関の戸がガラガラと開き、おばあさんはおじいさんが帰ってきたと思い、作業を一旦止めて出迎えました。
そこには、ある一人の男が立っていた。
その男の名は、
この男、世界を造った十二柱の神様の大地を治める神の子孫である。おばあさんは男の頼みを聞いた。
男によると、「人間が天に届く程の高さの塔を作り、神の領域に近づこうとしているそうだ。それを止めるために神の力を使うが、人間の体では負担が大きすぎて、たとえ子孫だとしても死ぬ。人が神の領域に入ってしまえば、この世界は滅亡し、また同じ時間を繰り返していき同じ場面、時間で世界が滅亡する。その事象だけは、神でさえも抗えないらしい。男には一人の子供がいる、男は悩み苦しみ神にこう願った。息子を守ってほしい、幸せになってほしい」と。
そこで神が子供が欲しいと願った貴方達、夫婦を選んだんだと。おばあさんは何も疑わずその男の言っていることを信じ、おじいさんが仕事を終え街から帰ってきた。おじいさんはおばあさんから話を聞き、もちろん二人とも子供が欲しかったし、二人とも断れない性格だったためかは分からないがまるでこうなることが分かっていたかのように子供を男から預かり自分達の子供のように一生懸命に育てた。
男から子供を預かってから四十日が過ぎた頃、一夜だけ空が暗くならず雲ひとつない青空になった。おじいさんとおばあさんはこの異変から察し、男から預かった息子を自分達だけの大切な息子として育てていくことを決意した。
それから、毎年この日だけ世界の全ての生命、これまでの人間の技術、文明、時間を守るため神の子孫達が決死の力でこの世界を無の世界にしなかった栄光を讃える日として決して争ってはいけない不戦不乱の誓いが立てられ護星記念日となった。
おじいさんとおばあさんは自分達の子供に新しい名前を考えることが出来たがそんなことはせず子供のことを第一に考え、全ての生命を守った父親の願いが込められた名前の、
それから何年も経ち、明郷は剣術を習うようになった。明郷の師匠は、秀國の父親そして明郷のおじいちゃんでこの世界を守る剣皇の十一代目桃太郎である、
「ご師匠、お話というのはなんでしょうか?」
「今日から、お前は十二代目の桃太郎になる。わしが教えることは十分に教えたし、お前の剣の腕はいつか世界の役に立つ、そう思ったんじゃ。
「父上と母上がそう言うのであれば、分かりました。桃太郎としてこの国を守ります。」「その心確かに、うけとった。お前が、今から桃太郎だ。」明郷は、その日から更に、剣の腕に磨きをかけた。
ある日、空鶴の耳に大変は噂が流れてきた。
空鶴達が、封印していた
空鶴は、明郷に「もう耳に入っているとは思うが、わし達の失態で覇鬼が復活してしまった。すまんが、わし達はもう封印する力はもう無い。わしの仲間の三人の家系なら、お前のように、先代の力を受け継いだもの達がいる。そのもの達と覇鬼を封印してくれ。」と頼んだ。
明郷は「はい、分かりました。完全に封印してきます。全ての生命を守るために頑張ります。」
そう言って、覚悟を決めたように家に帰っていった。
帰ったあと、明郷はおじいさんとおばあさんに言った。「明日の朝から、暴れ回っている鬼達を封印しに旅に出ます。」と。
おじいさんとおばあさんは心配はしたが、明郷の目が、覚悟を決めた目だと気づき、「行っておいで、困っている命を助けてあげて。私達は大丈夫だから。」と明郷と同じように覚悟を決めた。
次の日の朝、おばあさんは明郷のため父親から明郷を預かった時に一緒に預かった四大神剣の一つの光の剣を持たせた。準備が整った明郷の背中は、真の
桃太郎 改編 誕生から旅立ち 柳 花火 @namasu_hashimiya2438
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