無表情の仮面を被った憤怒は哀しみを癒さず虚無に蝕まれる
羅
無表情の仮面を被った憤怒は哀しみを癒さず虚無に蝕まれる
もう子供は諦めてた。
結婚して十年後に生まれた。
優しい娘だった。
まだ十六だった。
母さん似だった。
明るかった。
可愛かった。
良い子だった。
夢があった。
自慢の娘だった。
「何だお前?」
グサッ
「て、
グサッ
「…グフッ…!…な、…なん、で……」
グサッ、グサッ、グサッ、グサッ、グサッ、グサッ、……
明るい未来があるはずだった。閉ざされた。暴行され、レイプされ、踏みにじられ、辱められ、怯え、籠り、泣き、狂い、震え、苦しんで、苦しんで、苦しんで苦しんで苦しんで苦しんで苦しんで、
自殺した。
「地獄の底に着いたか?」
「――」
「…そうか。
お前が行くのはまだ下だ。」
グシャッ
「――……
……ああああああぁぁーーーっ‼」
無表情の仮面を被った憤怒は哀しみを癒さず虚無に蝕まれる 羅 @LaH_SJL
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ラァド/羅
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 30話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます