令和5年になったので令和初期の文学も考察

『推し、燃ゆ』・『黒牢城』・『少年と犬』・『同志少女よ、敵を撃て』以外の文学がヒットしたかと言われると相当微妙ですね。まあでも平成文学に比べたら希望が持てますよ。あとはこの4作品が後世に読まれるかという問題になりますが……。


今から(2023年から)10年後にこの4タイトルの作品が書店に並んで売れてるかどうかが歴史の審判となるでしょう。それ以上は言いません。


では令和も5年経ちました。ラノベの方はどうなんでしょう?


そうなんですよ。ラノベの方はもっと苦しいのです。いよいよ令和は文学が本格的にやばいのかなと。


・ラノベ作品の背景に「社会」がない

・ラノベが完全に消耗品になってしまっている。筆を折る作家が多数いる。

・ビッグタイトルのシリーズもの以外売れない。つまりラノベの保守化。


唯一の救いは「ライト文芸」ですが……。


もちろんまだ令和は5年しか経ってません。でも2019~2023年という中で「空白期」を作ったラノベの方が痛いのではないか?


2020年の2月から2023年3月31日まで「コロナ禍」にあったわけだが我が国は感染症という社会現象を表現することが出来なかったのだ。2023年5月8日から2類から5類に引き下げられる……つまり「元の生活」に戻るのだがその喜びもない。


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平成文学と言うものは確かに存在した ―文学は死んでなどいない。変質したのだ。 らんた @lantan2024

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