特別じゃない特別な言葉
- ★★★ Excellent!!!
この作品は考えるものではありません。
何かを“感じる”作品です。
奇抜な比喩は使いません。
劇的な語彙も使いません。
小細工は一切使いません。
ただ暗い部屋に電気をつけるような、
当たり前の、ただ一部屋の物語。
その一部屋の中で、
誰かが訴え、
誰かが伝える。
素朴な言葉だからこそ、深く読者に、何かを突き刺してくる。
それがどんな感情なのか、どんな想いなのかは、言語化できるほど強くはない。
しかし、決して忘れてはいけないモノ、決して手放してはいけないモノ。
そんな特別じゃない特別なモノを、特別じゃない特別な言葉で綴った作品です。