彼女は一人だけですよ？

要晴一《かなめはるいち》は、中学時代にいい感じになった女子に告白するも振られてしまい、女子に対する『好き』という気持ちがわからなくなっていた。
そこからは趣味の読書と勉強だけをむさぼる毎日で中学を卒業後、勉強をたくさんしたおかげか県内でもトップレベルの花垣高校に入学することになる。
親しい友人もましてや彼女もいないまま高校二年生になった春道は、新クラスで隣の席の美少女こと花園絵梨佳《はなぞのえりか》に声をかけられる。
それがきっかけか否か、そこから花道の人生が大きく変わることになる。