4月18日 16時0分(エピローグ)

文化棟3階、文芸部改め文芸同好会部室内にて。

今日は文芸同好会の記念すべき活動初日。キックオフミーティング。

参加者は

1年4組 弥永陽菜(会長)

1年1組 大橋明日真

1年1組 大楠咲

1年1組 高宮優佳里

1年1組 横手憲吾

1年1組 長丘恵里(兼任会員)

顧問 老司大輔

以上、7名。


「…以上が、本同好会の活動内容となります。何か質問ありますか?」

「はいはーい。合宿とかやるの?」

「無論です。こういうときはだいたい顧問の先生か金持ちヒロインが何とかしてくれます」

「なんとかって…」

「同人誌ってオタクのアレだろ? コスプレとかさせられちゃうわけ?」

「ええ、即売会に参加したときの売り子コスプレはマストです」

「お、おいいいいいい!!!」

「事務所に所属してるから私は無理かなー?」

「"着〇恋"の喜多川〇夢もモデルですけどコスプレイベント出まくってるじゃないですか!」

「だ、誰それ…」

「もし事務所通さないといけないなら、バイトです」

「そこまでする…?」

「バイトイベントもラブコメあるあるです」

「結局はそこだよねー。大橋君が自分が主人公のラブコメやりたいだけという」

「…らぶこめ…って…なんですか…?」

「つまりこれからドンドンこの同好会に可愛い女の子が集まるってことだろ? くぅーっ! 楽しみー!!」

「横手は本当にそれでいいの…?」

「あー…みんないいかな? 文芸同好会の活動内容についてもっと真剣に…」

「これ以上ヒロインが増えるのは避けたいと思っていましたが、僕は目を逸らさずに向き合うと決めました! ツンデレ! 委員長! 年上のお姉さん! メイドロボ! どんと来い! 読者の皆様から嫌われずにラブコメ主人公やってやります!」

「たのもしいいいいい!!!」

「駄目だこいつら…早く何とかしないと…」

「まずは次のイベント、初の文集作りに向けて頑張っていきましょう! ちなみに文集作りにはプロの作家である弥永総一郎さんが協力してくれることになっています!」

「…ふふふ…総一郎さん…」

「ともかく次は5~6月編です! 次回もめくるめくラブコメの世界へお連れします!」

「ぶ、文芸同好会の活動…」


「ラブコメの世界へようこそ!」

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ラブコメの世界へようこそ! いづみあきら @akirakon6

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