ファッキンモラトリアム

与えられた役割、
受けられる印象から自我を形成し、
アイデンティティーと呼称するに至る前の、
小学生が主役なのだから、
この舞台、望まれる物語は面白く、
皮肉で、
立てた中指が映えるのだろう。

妙に丁寧な口調の語り口が、
客観的にものを捉えてるのか、
他人事として自身も観客たる部分が垣間見えるのか、
どうにでも受け止めれる部分もまた愉快な物語でした。