終わりとはじまり

2人は倒れた

ヒイラギもツバキもずっと2人だけだった


終わろうとしているその瞬間2人は手を繋いでいた

ツバキ「いつもね私が着飾ったり人間の真似事をしたりしてヒイラギを笑わせるのがすごく嬉しかったの2人だけだったからいつも退屈だったでしょ?」

ツバキはそう言いながら目に涙を浮かべ泣いていた


ヒイラギ「あぁ楽しかったよ本当に」

妖精たちはヒイラギとツバキの周りに集まり花を飾っていた


ヒイラギ「妖精をたくさん生み出したのは俺たちの最後が2人だけにならないためだった寂しかったツバキも寂しかっただろ?」



ツバキ「うん寂しかった人間たちをみていたら余計にね」


2人は泣いていた

そして最後に加護を残した


もしも継ぐ子供たちが困ったら自分達の加護で守ろうと守る加護を残したのだった


そして2人は終わりの時を迎えたのだった。


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あくみとたおの物語~君が生まれる前に~ マシュマロ @mikua

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