日本の架空の県とその方言作っていたら、架空の市町村の地図や鉄道を作っている方が地図を描いてくれた。

 何を言っているのか分からないと思うので一応説明を。


 二、三年前に日本の架空の県「奈津崎なつざき県」とその方言「奈津崎なつざき弁」というのを作って遊んでいた。はじめは自分自身の方言である遠州弁なんかを参考に完全に冗談で作っていたが、作っていくうちに段々プロジェクトが拡大して割と本格的(?)なものになってきた。


 そして、それらを題材にした小説「レモン味のラムネ」と「鬼月禁忌」をネット上で公開していたところ、読んだ読者の方の一人が私にコンタクトをとってきて、リアルで会うことになった。


(本編はこちらから。

「レモン味のラムネ」

 https://kakuyomu.jp/works/16816452220011681090

「鬼月禁忌」

 https://kakuyomu.jp/works/16816927861201774540


 駒沢大学の近くに「地理系ブックカフェ空想地図」というところがあるのだが、私たちがオフ会の場所に選んだのはここだった。このカフェのオーナーさんは自分自身も架空地図を描くのを趣味にしていて、店内の壁には「静浜しずはま市」という日本の架空の市の地図がかけられていた。

 はじめ、私たち二人はお互いの趣味についてあれこれ語ったのだが、私が一番驚いたのは「架空鉄道」通称「架鉄」という趣味があることだった。人工言語もかなりニッチだとは思うが、そういうことを趣味にしている方がいらっしゃることを私も知らなかった。


 その後も東京に行く機会があると彼と会い、いろいろと話に花を咲かせた。 

 そして交友を深めるうち、彼が「奈津崎県の地図を描いてみたい」と言ってくれた。

 そんなわけで現在、幡宮市の地図を描いてもらっている。大変ありがたいことだ。

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実話。 中原恵一 @nakaharakch2

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