くすりと笑って、じんわりと涙して、最後にやってくる爽快感!
- ★★★ Excellent!!!
読んでいて心地のいい軽やかな文章、行間からにじみでる情感、そして、ちょいちょいぶちこまれるユーモア!
「みんなが集まるせいで(中略)実は待ち合わせには不向きな場所」といった何気ない文章や、二度繰り返される「河童がいた」など、随所にちりばめられた言葉の妙に、気づいたらニヤニヤにこにこしながら読んでいました。
照子さんを失った河童のお姉さんはこれからどうなるんだろう、というところから、まさかまさかの思いもかけないファンタジックな結末を迎え、それがとっても爽快で、最後まで面白く読むことができました。
……河童のお姉さん……新幹線、どうやって乗ったんだろう……!(無賃!? 無賃ですか!?笑)