★★ Very Good!! 死者と生者、どちらが本当に怖い? ――そんな問いはナンセンス。 武江成緒 両者は人の精神と、業とで結びついた、表裏一体の恐怖なのだから。 そんな恐怖を目の当たりにさせてくれる、4500字のメビウスの輪。 レビューいいね! 1 2022年10月27日 01:10
★★★ Excellent!!! ここでは皆、パブロフの犬。 夷也荊 霊が見えることをひた隠しにして生きてきた主人公。 しかし、会社の男性トイレで、一人の女性社員から話しかけられたことで、生活は徐々に破綻を見せ始める。その上、この会社でパワハラとセクハラで一人の女性社員が自殺したことが発覚する。 そして主人公は自殺した女性の上司のもとで働くことになる。その上司は改心などせずに、日々部下に暴言を振るっていた。疲れ果てた主人公は徐々に精神を病んでいく。そして、またあの女性社員に会うようになり……。 霊になっても、相手に霊感がない限り見ることすら不可能だ。 だから、見える奴に霊たちは助けを求めてくる。 鬱々とした展開なのに、全く重い文章になっておらず、さくさくと読み切ることが出来ました。御作を読んで、生きた人間と死んだ人間のどちらが怖いのか、改めて考えさせられました。 是非、御一読下さい。 レビューいいね! 2 2022年10月21日 07:27
★★★ Excellent!!! 実害のある憑依 コザクラ 主人公がわけありで死んだ女性の幽霊に取り憑かれるお話。 描写も異様に生々しく、ラストも晴れやかとはいきません。主人公の感情は追体験モノです。 幽霊の変貌も見逃せません。 レビューいいね! 2 2022年10月18日 20:08