好きなことを、好きと言えることの尊さ
- ★★★ Excellent!!!
“普通の人”には出来る普通のことが、できない代わりに“普通の人”には不可能な能力を持って生まれる人がいる……。
そんな事実が知られるようになりはじめたいまよりも、ホンの少しだけ、前の時代。
文字の神様に祝福をうけて生まれた、ひとりの少女がいた。
あの時代、たしかに世の中には今よりも少しお金が満ちていた。でも、人が個性を否定され、横並びでいることや、“普通に出来て当たり前とされる物事”に、足りないことも・それを大きく超えることも許さない、社会の圧力は今の比ではなかった。
そんな中を、“文字”への情熱を胸にサヴァイブした少女の、長い戦いと、ほんの少しの本当の喜びの物語。
好きなことを、好きと言えることの大切さを、あらためて思い出しました。