第二王子視点で語られる王宮物語

本作は短編とのことですが、とても纏まった構成となっており読みやすいです。
お話は第二王子の一人語りで進行し、王宮内の問題を解決するというもの。初っぱなから横暴な第一王子とその婚約者ですが、語り部である第二王子は落ち着いたままです。不思議に感じておりますと、種明かしがあるわけですがその辺りは読んでからのお楽しみということで。

読後感もスッキリとしており、その後の輝かしい生活が推し量れる内容です。想像の余地を残したハッピーエンドなのでしょうね。

お勧めの作品です。