甘くて苦くてイタくて・・・面白い!!

主人公はごく普通(ちょっとヤンキーちっく)の高校1年生の川越瑞樹ちゃん。
序盤はまるでラブコメのような走り出しで、文章に勢いもメリハリもあって、ニヤニヤしながら読み進めました。

エピソードごとに、情報量や文章量が多く、混乱するかと思いきや、田所君の鮮やかなロジックと、瑞樹ちゃんの突っ込み型心理描写のお陰で、混乱する事はありませんでした。

学園物なので、登場人物も多いですが、キャラがしっかり立っていてこちらも混乱はありません。
すっかりハナコーのクラスメートとして一緒にワイワイできちゃいます。

以下、感想です。
人はわからない事や目に見えない事を憶測で埋めようとしますね。
時にその憶測はよからぬ妄想を引き起こし、けっこう面白くなるっていう、お話でした。
ぎゅっと詰まった文章ですが、読みやすく満足感のある作品です。

※10話まで読了した感想になります。
引き続き楽しみたいと思います。