第5話 一番嫌いなこと
私はお仕事を休んでしまったので、お仕置き
を受けている。薄暗い地下室の中で鎖で繋が
れた。こんなことしなくても私が悪いから逃
げないのに。17歳頃のミルクティー色の髪を
胸元くらいまで伸ばしたの少女は、ぼーっと
座り込んでいた。
「おいっ。小娘!お前が何をしたのか分かっ
ているのかっ!」
「はい。お仕事を休んでしまいました。」
端的に事実を述べる。バチッッと頬を打たれ
る。痛いけれど、我慢する。だって私が悪いか
ら。私の失敗のせいでご主人様のご気分を害
してしまった。
「申し訳ございません。」
長いお仕置きの夜が続く。頑張って耐える。
明日もまだあるから……。
奴隷少女 泉小鳥 @izmi1933
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