ファンタジー苦手でもものすごく面白い!!

 平凡な町娘と高貴な位の騎士様・英雄様。
設定こそありきたりではありますが、作者さまならではの視点や切込みが随所にちりばめられ、伏線に関しても読み間違いを起こすようにトラップまでしかけられた当物語。
 そんな二人がどのようにして他の登場人物との人間模様を描くのか、そこはお読み頂いてからのお楽しみですが、最後怒涛の展開はまた別の意味で読みごたえもあります。
 序盤にあった話がこう言う形で生きて来るとは! と言った仕掛けもありますので、推理物を読まれる方も存分にお楽しみいただけること請け合いです。
 そして当作者さまの作品全体に言える事ですが、長い作品が多いにもかかわらず中ダレが無いのでテンポよく読めるのも一つの魅力かと思います。

 もしお時間ありましたら是非ご一読されるのをお勧めします!
 ファンタジーが苦手な方でも十分に楽しめるのは保証します☆