行き倒れていた自称神。そこに通りかかった青年。不審者感溢れるこのおっさん、失礼、神様を、青年はとりあえず相手してあげます。神様も、時代に合わせて進化するのか? 現代の青年が、古代の神を導く…かもしれない。文明の急速な発展を嘆きつつも、妙に現代に馴染んでいる神様もお茶目で、ユーモラスな作品です。
道に倒れていた人に声をかけたらいきなり羽釜を出してきた──。ガスコンロやIHまで出張ってきた昨今の炊飯事情についていけなくなった「竈の神」のお悩み相談的ストーリー。怪しいおっさん? 古墳時代の人?とにかく何だかよくわからない神様が竈愛を語り、火花を散らす……。そして岐阜県へ向かったようです。