地球最後の遊園地デート

 ふたりきり、貸切みたいな遊園地。こんなにもロマンティックなシチュなのに、今の状況じゃドキドキもできない。

 あなたと手を繋いで、強く願った。あなたはちょっと怖いみたいだけれど、大丈夫。私がいるから。

 体が浮く感じがした。もうすぐで。

『さようなら、大好きだった地球』

 私は心で呟いた。


 ────


 スロットメーカーよりお題を頂戴しました。

『貸し切りの遊園地で』×『手をつなぎながら』×『地球を離れた』


2022.10.11

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日記のように、小説を。 水神鈴衣菜 @riina

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