不器用な生き方、愛情のないセックス、それがダメだと誰が決めるのだろう?

 何度か読み返している作品ですが、ステキな終わり方をする作品です。

 ただ、一話づつ読み進める度に、錆びたナイフで斬りつけられたような気さえしました。鈍く重い感じの痛みが増し、やせるない気持ちでいっぱいになりました。

 どんなに暗い場所であっても、反射をして陽の光が届くことがある。最後まで読まないと、とても勿体ない作品です。

 不器用な生き方を続け、愛情のないセックスを繰り返す。
 でも、何が正しく、それがダメだと、いったい誰が決めるのだろう?

 とても考えさせられ、痛いほど胸に残る作品です。ぜひ、お読みください!