概要
大好きだった。だからもう、終わりにしよう。
序歌は、競技かるたで一番始めに読まれる、試合開始の合図となる歌のこと。百人一首には含まれていない、百一番目の、あるいは零番目の歌。
競技かるたが大好きだった。それなのに、辞める理由を探しはじめたのはいつからだろう。
かるたが嫌いになっていくのが嫌だった。
友だちの勝利を喜べない自分が嫌だった。
だからもう、終わりにしよう。
高校生のときから競技かるたに打ち込んできた睦希は、これで最後にすると心に決め大会に臨む。
★千羽稲穂さん主催の「青春アンソロ5」に寄稿したものです。
競技かるたが大好きだった。それなのに、辞める理由を探しはじめたのはいつからだろう。
かるたが嫌いになっていくのが嫌だった。
友だちの勝利を喜べない自分が嫌だった。
だからもう、終わりにしよう。
高校生のときから競技かるたに打ち込んできた睦希は、これで最後にすると心に決め大会に臨む。
★千羽稲穂さん主催の「青春アンソロ5」に寄稿したものです。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?