【番外編】守護神会議と雑談と新しい仲間
さて、全員の身の振り方が決まった事で、次の案件に入ります。
③次に行くであろう大陸の予想と対策
ぶっちゃけ、次に行く大陸は、唯一神様がお決めになるので、対策だけでも決めたいのですが、どんな国が点在しているのかは把握できていないので、ここでは、大陸にある国の確認だけになります。
もちろん、これもご主人様は知らない情報であります。
第7大陸、インフェルノ大帝国は、大陸がひとつの国であったために、チュートリアルの場として定められました。
しかし、残り11大陸は、そうは行きません。
天界大陸 6国
悪魔界大陸 5国
極東大陸(小) 2国
極西大陸(小) 1国
第一大陸(中) 5国
第二大陸(大) 2国
第三大陸(中) 4国
第四大陸(大) 6国
第五大陸(大) 6国
第六大陸(中) 3国
第八大陸(大) 4国
私達がわかっているのは、ここまでで、国名も、どんな感じの国なのかもわかっておりません。
もちろん、ご主人様は何も知りません。
これからは、本当の意味での冒険が始まるのです…いえ、始まればいいのですが。
「さて、ここまでで問題はありますか?」
「はーい!ご主人様の感性について!」
byカエデ
「といいますと?」
「普通、HPとMPって、MPの方が多いよね?」
「そうですね」
「それは、異世界が魔法世界だから」byカナ
「そうなんだよ!でも、ご主人様の設定は、MPの方が少ない…やりにくくてさぁ…何とかならない?私達、ご主人様みたいに、バカみたいなステータスじゃないんだから」
byカエデ
なるほど。
カエデにしては、とてもまともな正論を言っています。
しかしながら、これには対策がすでに考案されているのです。
これをみんなに伝えていいものか、悩むところです。
☆☆☆
「えー。。ステータスについては、ご主人様がテンプレを避け、あえてMP…魔力を少なくし、その中でどう魔力を供給し、どう戦うか…という設定を考えました」
「効率悪ーい!!」byカエデ
「そうですね、ご主人様みたいに、アホみたいな…コホン…すごい量のMPなら、何の問題もありません」
「…っすよね?」byナナ
「だから…というか、その救済措置に『魔力変換』というシステムが導入されております」
『魔力変換』
①HPをMPに変換する
②三大欲求を満たしてMPに変換する
③みなぎる男性から発射されるナニを魔力変換する
①、②は、ゲーム内におけるプレイヤーに対しての措置
↓
プレイヤーの食欲、睡眠欲、性欲が満たされれば、MPは回復し、更にMPの上限を上げる事ができる
↓
やり方次第によっては、HPをも上回るMP獲得も夢じゃない
③は現在、主神様が行なっているであろう『魔力供給』という名目のあんな事やこんな事。
イク事により、魔力は配下に分配される。
↓
だから、ご主人様の発射回数が必須であり、主神様がイク事も必須となる。
「なるほど…戦闘中に食事が摂れれば、HPが回復して、それをMPにも変換できる…と」
byレイナ
「そうなります。しかし、それは人類に限ります」
「私達、神には該当しない」byカナ
「正解です!私達の魔力は属性に依存しており、自然から常にHPもMPも供給され続けています」
「あのー…私の属性である雷や電気は、あんまり自然から供給されないんだけど?」byカエデ
なるほど、それで『効率が悪い』という事になるんですね…。
「そうですね…砂漠では、レイナの魔力は供給されにくいですし、暗闇ではナナの魔力が供給されにくい…わかりますよ…しかし!みなさん、ひとつ忘れている事があります!」
「「「「ん??」」」」
「私達は、すでに神なのです!!」
「「「「それが何か?」」」」
みんなは、私の発言にキョトンとしております。
☆☆☆
とうとう、この事実を言う時が来ました。
「まだ気づきませんか?私達は神なのですよ?ご主人様の守護神である私達は、いつでも魔力供給ができる立場にあります!それこそ、主神様達よりも!!」ニヤリ
しばらくの沈黙…。
「「「「ま、まさか!!!」」」」
全員の顔が真っ赤になっていきます。
そう、神に昇格した私達は、以前言っていた
「ふやけますよ?」by水の化身
「火傷するよ?」by火の化身
「切り刻まれるよ?」by風の化身
「カビますよ?」by土の化身
「感電するよ?」by雷の化身
「腐りますよ?」by闇の化身
「消滅するっすよ?」by光の化身
という条件はなくなっているのです。
「まぁ、私達は、契りを交わしたとしても、唯一神様や主神様みたいに、奥方様にはなれませんけどね」ニヤリ
「「「「え?主神様も、ご主人様の奥様になったの?いつ??」」」」
この発言には、流石のみんな驚いています。
「いえ、これは、今の流れからして、そうなる…という予想です」
「なんで、そういう流れになるの?」byヨウ
「現在、唯一神様と主神様は、ご主人様に『名付け』を所望しております。そうなれば、5神様は、最上級神に昇格し、唯一神様を正妻として、第5妃までを妻とされる事になります」
「なんか、見てきたように言うっすね」
byナナ
「え?今も見てますけど?ゲップが出るぐらい…クスクス」
「「「「マ、マジで???」」」」
「クスクス…」
まぁ、予想通りの反応ですけどね…これは…。
「あ、名付けが決まったみたいですよ」
「「「「「いつ?」」」」」
「今」
「「「「えぇーー!!早くない?」」」」
「それぞれ、10回戦を終えたあたりで、プロポーズをしたみたいです」
「「「「主神様、積極的だねー!!」」」」
「まぁこれは、昇格を意図したプロポーズでしょう…私達が、ご主人様とヤレてしまう事を見越して…。ご主人様が帰ってくるのは、まだまだ先です。安心して下さい」
「「「「ヤレてしまうぅーーー!!」」」」
いちいち反応が面白いです。
「で、ここからが本題になりますが、主神様が奥方様になられた場合、私達は、どういう立場になると思われますか?」
「意味がわかんない」byカナ
「私達は、他の女神とは違い、特別枠の守護神です。まぁ、お目付け役も兼ねていますが…」
「「「「あははは!!」」」」
「笑い事ではありませんよ?私達は、魔力供給のために、ご主人様と契りを交わした瞬間、セフレ神という称号が与えられます」
「「「「げぇーー!!」」」」
クスクス…予想通りの反応ですね。
常に魔力供給には事かかない私は、絶対にしませんけどね…クスクス。
ま、これは黙っておきましょう。
こうして、名付けは完了いたしました。
唯一神様→絶対神 アイ様(正妃)
龍神様→龍王神 ユウキ様(第二妃)
精霊神様→大精霊神 ルリ様(第三妃)
獣神様→獣王神 マナミ様(第四妃)
樹神様→大樹神 ユイ様(第五妃)
「「「「おぉーーー!!!」」」」
ご主人様→帝王神、チンコ神、やらか神、身勝手神
「「「「「ギャハハハハハ!!」」」」」
「みなさん!貴女方も、いずれセフレ神◯号という称号がつくんですよ?覚悟しておいてくださいね!」
「「「「「「………」」」」」」
「という事で、次なる大陸は第一大陸に決まりました!ご主人様が帰ってきたら、さっそく転移いたします!もちろん、ご主人様には内緒で!よろしいですね?」
「「「「「はーい!!」」」」」
その瞬間です。
ある神が、いきなり転移してきました。
シュン!
ドスン!!
「イッターい!!」
「「「「誰??」」」」
これには、私自身も驚かされました。
「初めまして!わっち、
衣服は、緑を基調とした和服テイストのメイド服、メイクは派手目、言い回しは花魁。
間違いなく、大樹神ユイ様からの刺客…もとい、追加守護神!
「やった!サオリさん!ありがとう!」
「あ、えぇ…どういたしまして」
突然の
いやいや、私、何もしておりませんが?
『妾を舐めるでないぞよ?サオリよ…フッ』
「………」
どうやら、私の隠密行動は筒抜けだったようです。
ともあれ、これで守護神は8人となりました。
ご主人様が帰ってきたのは、それから半年後の事でありました。
リアル異世界がクソゲーすぎる〜そっちがその気なら、俺も好き勝手にやらせてもらいます〜 咲谷 まき @karaoke2000
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。リアル異世界がクソゲーすぎる〜そっちがその気なら、俺も好き勝手にやらせてもらいます〜の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます