魔法と科学の交錯する世界、夢から覚めた少年を待ち受けるものは……

怪物に家族が殺され、食べられてしまうショッキングなシーンからはじまる物語。これがいわゆる夢オチでほっとする主人公のカスパールですが、読者としてはどうしても気にかかってしまう冒頭部分です。

科学の発展により魔法が衰退していく世界が舞台。プロローグとは一変して、貴族ながら平民を見下さないご両親の愛情を一身に受け、のびのびと暮らしているカスパールの様子がよくわかります。レベッカに魔法を見せてもらい、はしゃいでいるシーンは、年相応の男の子らしくて、微笑ましかったですね。

カスパールの平和な日常が、これからどうなっていくのか……夢の件があるので、楽しみな反面、怖い気もします。

乱文ですが失礼いたしました。
今後のご活動を応援しております。

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