不良の蒼汰くんと、空き教室に登校する白雪ちゃんは、ふとした電車での出会いから、交流するようになりました。
生きているだけで窒息しそうな、不器用で自分より他人を重んじてしまう白雪ちゃん。
その思考回路からは「自分を大事にすること」がポロリと抜け落ちていて、その危うさを、不良と評される蒼汰くんは、正義感からか、恋心?からか、黙って放っておけない。
あの頃は、学校と家という小さな空間での出来事と、価値観が世界の全てでしたね。
そんな中でもがきながら、不器用に、又は強引に歩んでいく2人を追いかけたいと思えます。
苦くて甘酸っぱくて、胸がキュッとなる、アオハルストーリー。おすすめです!
いじめられ、学校に馴染めず、誰もいない空き教室を唯一の拠り所とする白雪ちゃんが、不良の蒼汰くんと運命的な出会いをして、徐々に彼のペースに巻き込まれていくお話。
とは言え、考え方や価値観が全く異なる二人なので、繰り広げられる会話が意外性があって面白いです。
蒼汰くんは悪いところもあるけれど、強さを持っているので、白雪ちゃんが影響を受けて強くなっていけばいいなと願うばかりです。
そして彼が白雪ちゃんを好きになったきっかけも気になりますね。後々明かされていくのでしょうけれど。
いじめっ子には、よくよく反省をしてもらいたいですね。
続きを楽しみにしています!