自由に羽ばたきまわる影に、もう憧れたりしない

夢の中で別の生き物になるのは面白い。
鳥だから飛べるわけではないことを身をもって知るのは、貴重な夢体験である。

夢とはいえ、他の動物になるのは面白い。
しかも、鳥になれば自由に空を飛べるとおもったのに、飛べなかった。
鳥になったというより、小動物になったのと等しい。
だから、大きな動物に狙われたり危険な目にあったりしてしまう。

高校は勉強するところなので、社会で働く考えをもつ必要がある。
授業を受けているだけで考えが持てるかは不鮮明。
どうなりたいのか、どう生きたいかは他人が決めるのではなく、自分が決めることなのだ。

主人公が何をしたいのかはわからない。
だが夢をみたことで、逃げることをやめて向き合い、まずは母と話し合おうと前を向いた姿勢が素晴らしい。