持っている力が無為に何かを傷つけてしまったり、力と上手く向き合えなかったり。何も異能でなくともそうですよね。
無視されるって(しかも実母に)幼心にも辛いだろうに、百花さんは地に足つけて頑張ってきたんですね。でもお母さんの引きも強そうです。
目を覚さないなんて。
ハラハラさせられます。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
>何も異能でなくともそうですよね。
まさしくです!
どんな人であれ何かしら凹みの部分を持っているもので、そこから目を背けてばかりでは上手く前に進めませんね。
百花さんの一番大きな傷でした。親から無視されるのは、存在そのものを否定されるようなものですよね。
そのぶん祖父がしっかり向き合ってくれたので、闇に沈まずには済んだんですが……
これで決着とは行きませんでした。百花さん、どうなってしまったのでしょうね(><)
百花さーん!! 名前を呼ばれて引き止められちゃったのでしょうか。たいへん!
「私は可哀想じゃない」「同情しない」。これって、百花さん自身が「可哀想と思われたくない、同情されたくない」と思ってるんじゃないかな…と思いました。
それに、百花さんは忘れるというけれど、忘れようと思っているうちはなかなか忘れられるもんじゃない気がするのですが……っていうか、そもそも忘れてしまっていいのかなぁ?
作者からの返信
コメントありがとうございます!
これで万事解決かと思いきや、呼び止められてしまいましたね……(><)
>「可哀想と思われたくない、同情されたくない」
あぁ、まさに仰る通りだと思います!
なんとなく全体的に私の作品に出てくる女性キャラ、そういうタイプが多い気がします。
忘れられるわけないんですよね。無茶して、強がって。
まだお母さんのことを受け止めきれていないのかもしれません……
陽澄すずめ様
毎回予想もつかない展開に、心は千々に乱れまするゥ~(;´∀`)
陽澄すずめ様の小説は朝に読むべきではないと今日ほど痛感したことはありませぬ。朝から泣きました(´;ω;`)ウッ… 目が、目がっ……!
百花さんも百花さんのお母さんも、自ら望んで異能力者として生まれたわけではなかっただろうにと思うと、抗えない宿命に哀しみと幾許かの悔しさを覚えます。
百花さんのお祖母さんは百花さんのお母さん(つまり娘)をとっさに身を挺して救ったわけで、その行為はまさに無償の愛に他ならず……。だから百花さんのお母さんは自分の所為で母親を死なせたと自らを責めるだけでなく、その深い愛に感謝して生きるべきだった……と思うのですが、生まれ持った体質(異能)の呪縛からずっと逃れられなかった、ということなのでしょうか。
感情の生きものである人間のはずが、その感情をなるべく動かさないように生きなければならなかった百花さんのお母さんの苦悩と悲哀は計り知れません。多感な少女時代さえも犠牲にして。それ故、娘(百花さん)に注ぐべき愛情さえも制御してしまったのかなと思います。そのことに後悔は、ないのでしょうか?
いろいろ哀し過ぎて……次回のお話まで、あとを引きそうです。
罪作り(!?)な陽澄すずめ様です(;´∀`) 好きですけど。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
思いのほか重たい展開になりましたね……この章を書き始めた当初はここまでにするつもりじゃなかったんですが、あれぇおかしいなぁ( ;´Д`)
誰も望んでこんな力を持って生まれたわけじゃないんですよね。そして誰が悪いわけでもない……
おばあちゃんが身代わりになった時は、お母さんは何が起きたか分かっていなかったんですが、その後の親戚の「可哀想」が呪いになってしまったのかもしれません。
過去を振り払って前を向くのって物凄い勇気とエネルギーがいるんですよね。彼女には、そうすることができなかった……
不幸に溺れて逃げ続ける道に流れてしまった彼女は、大事なものと向き合う前に、その大事なものを思い出せなくなってしまいました。
もう救いがないですね……
百花さんの使った忘却の香が、一番優しい方法だったのかもしれません。
悲劇に引っ張られてしまったような百花さん、はたして無事でしょうか……?
「イグアナの娘」って随分前にTVドラマでやっていたようですが。
歪な母娘関係だった?(覚えていない……)
——■■■ちゃん。と呼んだ女性は一体だれ?百花さんの本名を知っているという事は身近な存在。お母さんを浄化したはずだったけど、三面鏡の所為でお祖母ちゃんが代わりに浄化されてしまったのでしょうか?鏡の反射が謎を増幅させていくような?
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ドラマ化されてましたね。原作は萩尾望都先生の短編漫画です。歪な母娘関係を描いた、印象的なお話です。
分かりづらくてすみません(><)
『念』は浄化されても、魂はまだ残っています。成仏させるのには百花さんが結界を解き、万華鏡の空間から魂を解放する必要があるのですが、そうする前に真名を呼ばれて引き止められてしまいました。
百花さん、いったいどうなってしまったんでしょうね……?
母と娘の濃すぎるほどの血のつながりを感じました。イグアナの娘というタイトルもなるほどですね。どちら側から見てもやるせないです。無邪気に願いを口にできない、感情を殺さねばならないお母さんの少女時代もつらい。。ついに百花さんの一番の弱点に触れてしまったようで、このあとどう展開するかドキドキします。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
母親と娘って、他のどの親子の組み合わせよりも濃いものが流れがちなんですよね。良くも悪くも。
タイトルにも触れていただけて嬉しいです。すごく印象的なお話ですよね。
お母さんもずっと辛かったでしょうが、存在自体なかったことにされた百花さんも辛かったでしょうね。
どうにか身体は万華鏡の外に出たようですが、はたして……?
こんばんは。
>百花さん、僕、しっかり記憶を読みます。そしたら浄化の仕方をみんなで考えましょう
百花さんのこと、自分と親のこと。そういうものを胸に抱えながら言うには、途轍もない勇気の必要な言葉です。
何も考えずに無責任に言うことももちろんできますが、きっと少年はそうではなかったはず。強くなりましたね。
イグアナの娘というエピソードタイトルで、お母さんの抱えた思いは概ね予想できました。萩尾望都先生のアレですよね。
対して「あたしも忘れる」と百花さん。これはたぶん、かなりの強がった言葉な気がしました。
三人ともの感情が自分のことのように思えて、つらいです(もちろんそういう擬似体験が読書の醍醐味なので良いことです)。
百花さん、自分の本名を呼ばれたんでしょうか。返事をしてしまって、魂を掴まれてしまったんでしょうか。
このまま戻ってはいけない、と百花さん自身も迷っていたように思えてなりません。
でもどうであれ、きっと助けが必要ですね。先生と少年、何とかできるでしょうか。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
わーーーーこの回で言いたいこと全部拾ってくださったーー。゚(゚´ω`゚)゚。
服部少年のセリフ、彼なりに寄り添おうとした結果なんですよね。
自分と似た部分はあっても全く同じではないから、軽々しく共感の言葉は口にできない。
何があっても支える意志があること、確固たる自分がなければ言えなかったと思います。
そうそう、萩尾望都先生のアレです! 高校時代に愛蔵版で読んだんですが、いまだに刺さって抜けません。母娘だからこそ拗れてしまう関係性、すごくリアルですよね。
>かなりの強がった言葉
これもまさに!!
忘れられるわけないんですよね。お母さんを責めなかった、憐れまなかった。そうして抱え込んだものを、綺麗に消せたら楽だったろうにと思います。
これまで何度か真名によって魂を縛ることに言及していましたが、今回もそうですね。
名付け親に呼ばれたのであれば、その力はなおさら強いでしょう。
はたして、百花さんを真の意味で救うことはできるでしょうか?
更新待ってました!お母さん辛かったでしょうに…(´;ω;`)
やけにアッサリ解決したなぁ、いやすずめさんならもう一捻り入れてくるはずと思っていたら(笑)、ラストまさかの展開でびっくりしました!
最後に百花さんを(おそらく)本名で読んだのはお母さんかお祖母さんか…百花さんの魂は万華鏡に取り残されたままなのかしら。
すみません次の更新も待てないです(笑)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
お母さん、本当にずっと辛いまま生きてたんでしょうね(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
このまますんなり終われば良かったんですが、やはりそうはいきませんでしたね(作者ー!)
百花さんは、おばあちゃんとは面識ないんですよね。
真名による拘束力は、こういう世界では何より強いですからね……その名前をつけた人ならなおさらです(><)
かわいそうだと思って読んでいましたら。途中、
『可哀想』なんかじゃないよ。勝手に決めんといて
ドキッとしました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
お母さん、気の毒ではあるんですよね。ずっと辛いまま生きていたはずです。
でもたぶん、本人が「可哀想な自分」を引きずり続けてしまったのが、悲劇を大きくしてしまったんだろうなと思います。。
>「あたし、『可哀想』なんかじゃないよ。勝手に決めんといて」
こう言える百花さんが素敵です!(*´▽`*)
親子だからこそ、割り切れないこともあるでしょうね……(><)
でも、やけにあっさりと……。と思っていたら、百花さんが――っ!(((((; ゚Д゚)))))
作者からの返信
コメントありがとうございます!
そのセリフを拾っていただけて嬉しいです(*´-`)
こう思えるようになったのも、おじいちゃんがいたおかげだったんですよね。。
百花さんも傷付いたと思いますが、お母さんもずっと辛かったんですもんね……
百花さんのフルパワーの術であっさり念は消せましたが、これで終わりませんでした(><)
イグアナの娘とかよくご存じで。あれは名作でした(遠い目
心に沁みる回。ああっ百花さあん!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
『イグアナの娘』は昔テレビドラマでもやってましたね。
原作を読んだのは高校生の時でしたが、すごく心にささる名作でした。
百花さん、これを乗り越えきれるのか?!