この物語の主人公のウルは灰色の只人の少年だ。彼は何も持ちえない。お金もないし立場もなければ、才能も普通。全ての人を慈しむような善性も、全ての人を憎むような悪辣さもない。けれども彼は進む。一寸先どころか今いる足元が既に地獄であろうとも。そんな主人公が己の運命、世界の運命に抗いに抗いまくる作品です。
最初はライトな感じで読める作品かなと思っていましたが、中盤以降深みが増して、最後は重厚な作品へと推移していきました。書籍化も楽しみにしています。完結おめでとうございます!
1章まで読んだらもうこの作品の虜になってると断言できる。話の展開や徐々に謎が分かっていき飽きることなく常に面白く読むことができる。世界観が文章を読むだけで想像できるほど「綿密」に創られて…続きを読む
レビューを書いてでも皆に読んでもらいたいと思い書き込みます。久しぶりに一気読みした作品です。読む手が止まらなかったです。たまたまオススメに出て何気なく読んだのが始まりでした。物語の構成、キ…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(255文字)
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