【恋の短文シリーズ】イオリとシオリ〜性癖が酷すぎて人生どうでも良くなった男と前世サキュバス認定されてから公序良俗絶対厳守女の二人が幼馴染で恋人だった場合
イオリとシオリのEpilogue〜例えばこんな、ラブ♥スレイブ
イオリとシオリのEpilogue〜例えばこんな、ラブ♥スレイブ
皆さんは色んな小説や漫画、ドラマ、そして現実で様々な愛の形をご覧頂いているだろう。
これはちょっとしたすれ違いのある2人の愛の結末。
「やべぇよ…アイツラまた来てるぞ…」
成績が良い訳でも悪い訳でも無い。
天才も居なければヤンキーも居ない。
そんな普通の公立高校のに、隣町にあるスーパー底辺ヤンキー高校の女が3人が毎日やってくる。
最低最悪のゲス高校の女達、奴等は1年の教室にいる彼氏に会いに来る。
彼女等を止める?…そんな事は出来ない。
将来は格闘家と言われてる馬鹿と、ヤクザの家の娘の馬鹿、何かよくわからない小さい馬鹿。
こんなモノに関わりたいと思う奴はいない。
そして彼女達は時間経過と共に、他校の教室に関わらず家の如く振る舞い始める。
周りに迷惑をかけ始める。そして、うるさい。
「せやな!クラスの皆でリアル人生ゲームしようや!机並べてサ◯ケでもええで?右!左!右!左!左!アレ?とにかくいけるで」
リアル人生ゲームとは?クラスの皆は人生終わってる人が何を言ってるのかと思った。後、お前等はクラスどころか学校が違う。
そしてサ◯ケであっても多分、左右に足場のあるステージだと思うが左に2回行った為、池に落ちたと思った。
「それより机を縦に積んで、ロミオとジュリエットするぜよ!ウチと岡瀬君でサクラとオカセットぜよ!…岡瀬君、その顔はなんぜよ?分かった…パンツ見せるぜよ♥」
オカセット?有名な劇であれば役が逆だし、その彼氏が辞めてと全力で苦い顔をしているのにパンツを見せる彼女。オカセットは死んだ(学校生活的な意味で)
「それより机並べてランウェイ作ってよ!お洒落なファッションショーの始まりよ!…グフフ、これで『ドキドキランウェイ』みたいな展開になるかしら…」
小せえのがなんか言ってると思ったら全く意味不明。いや、複数人の女子が『ドキドキランウェイ』という漫画を知っていたが、他校に乗り込んで机でランウェイを作り歩かせる、こんな展開は無かった。あったら出版されない。
「もう我慢できない!先輩呼んでくる!」
彼女は星 依子というどこにでもいる女子高生だ。ちょっと地雷女子気味だが、クラスがそれどころではないので息を潜めている…というか目立たない。
目的の2年のクラスにやってきた依子。
「先輩!サキュバス先輩!助けて下さい!アイツラが!アイツラが!」
そこには緑髪の制服は着ているが、何故か明らかにボンデージスーツを着た変態の女。
「は?私を何だと思ってるの?貴女は1年?」
「サキュバス先輩はアマビエの生まれかわりでゲス高の菌を殺すって聞きました!お願いします!」
彼女の名前は相楽シオリ、クラスにいるようで居ない。異質な存在感を放っていた。
ちなみに彼女はサキュバスでもアマビエの生まれかわりででもない。
「別にどうでも良いけど…そういう噂で人の事をおかしいみたいに傷付けるのはどうかと思うけど?」
スカートの下に上履きではなくエナメルのサイハイブーツを履いている時点でおかしいと思わない方がおかしい。
「カオリも来てるんですよ!貴女からNTR「イオリリリリリリリリリイイイイイイイイ!!!!」
すると、後ろから和製カート・コバーン、退廃的な空気を出した90年代のロックシーン思わせる大男が立ち上がった。
「シオリ、それは誤解だ…何度言えば「だったら証明して!?私は不安なの!」
「あぁ、愛しているのはシオリ…お前だけだ」
大男はおもむろに脱いだ。皮の際どいビキニパンツ1枚になり、頭から鼻だけ出たマスクを被る。
彼は証明する。匂いフェチ、汁フェチだが…そのフェチはシオリという彼女だけのものである…と。
「イオリが望むなら…私だって…イオリの為に…」
そして彼女は証明する。彼の期待に応えるためにどんな事でも…例え社会(学校生活的な)的な死を迎えるとしても、彼好みの女になると。
制服を脱ぐ…中からエナメル生地の際どい衣装、グローブをはめ、彼に首輪をして鎖を持つ。
「感じて…イオリ…私の愛を…私は貴男だけだから…」
「こっちです!先輩!」
依子は知っていた。シオリを動かす方法を。
何故なら同じ事が、ほぼ毎日起きているからだ。
【NTR《ねとら》れますよ!】
その一言で、彼女はサキュバスとなる。
それはなんの意味があるのかは…
バーンッ!!!
「カオリイイイイイイイイっっ!!イオリは私のもんだって言ってんでしょうがぁっ!」
「ヒイイッ!?強姦専用肉奴隷ぜよ!?アタイのアソコは岡瀬君専用ぜよ!み、ミー!は、早く!スクターおにぎりぜよ!!」
「ヤバババイ!わ!わかったよ!て、え?」
何故か教室内に停めてあるスクーター。
サクラというヤクザの娘は素早くスクーターの足場で体育座りしておにぎりの形になった。
彼女は原付きの免許は持っている。
そしてミーという女の子がバイクの座席に座りハンドルを握る。
彼女は免許を持っていない、つまり運転はできない。
「早くおにぎりぜよ!発信ぜよ!犯されるぜよ!嫌ぜよ!早くぜょ!早くしてよミイイイイイ!!」
「いや、だからアンタがおにぎりしてどうすんのよ!?ええい、ままよ!」
ブゥンッガタタタ…グシャーーーーー…………
1年の教室は一階にあるため、バイクは外に飛び立ったが、暫くして段差でバランスを崩し倒れた。
「姉やん、ドラゴンゾンビはいつから昇天して昇龍になるんやで?つまり昇龍拳やな、コレほんま」
カオリというシオリの妹は格闘技経験者だ。
素早くシオリとの距離を詰めながら構える。
「イオリ!」「ムゴガァァア!!」
素早くパワータイプ肉奴隷化したイオリが動いた。
シオリを押し倒し、コトを致し始めた。
結果、シオリの昇龍拳は空を切った。
「ムゴァ!ムゴゴオオオオ!!!」
「イオリ!♥ダメ!ここ学校♥イオリイイイイイイイイ♥♥♥♥」
サキュバス・シオリはイオリを1ミリもコントロール出来ていなかった。
しかしとても嬉しそうで愉悦な顔をするシオリ。
「これがホントの哀、散々ってやつやな。」
カオリは知っていた、愛臭…香りという名前。
「ワイの脇の匂い、ちょっと甘酸っぱいだけやんけ…ええわ。今日は姉やんに譲ったるわ。次はデオドラント決めるで…」
意味不明な捨て台詞を吐いて去っていくカオリ。
そして、1年の岡瀬という学生がいる教室は、今日も2人のステージになる。
そして、今日もイオリは思うのだ。
【オカセ!お前にはイオリは渡さない!】
その直後、投網で二人の変態馬鹿は職員室に連れて行かれた。
教師は問う。
「お前等、もう3年になるんだぞ…どうするんだよ…」
2人の顔は真っ直ぐ前を見て応える。
「イオリと!」「シオリと!」
「「2人で永遠の人生を歩きます」」
教師は言った。
「じゃあ、学校で性行為はよせ…」
彼女達に結末は無い、何故なら永遠に同じ事を繰り返すつもりだからだ。
結局、コイツらの話は何だったんだ…と、教師と神様と読者は思った。
完
追伸、サクラはパンツをスカートを捲り岡瀬に見せた。岡瀬は生唾を飲んだ時、サクラは今晩が山だなと思い、喉を鳴らした。
スクーターで転んだサクラは這って岡瀬の元に向かったという…
※皆様、お疲れ様でした。申し訳ありませんでした。
サクラの話を書こうと思いましたが、書くか書かないかは気分次第。
【恋の短文シリーズ】イオリとシオリ〜性癖が酷すぎて人生どうでも良くなった男と前世サキュバス認定されてから公序良俗絶対厳守女の二人が幼馴染で恋人だった場合 クマとシオマネキ @akpkumasun
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