創作現場に火を付けろ
ケチャップ神
ヨーロッパには冬が無いのか?
自分にとって当たり前と思っている事実が、他人にとってあり得ない事実の可能性はどれくらいあるだろうか、ちなみに私は調べた事は無いから知らない。
ただ「自分の常識は他人の非常識」
こんな言葉があるぐらいには、よくあることなのだと思う。
その言葉を信じている私と言う生き物は基本的に自分の当たり前を一切信用していない。
「もしかしたら私が知らないだけで本当なのでは」と思ってしまうタイプだ。
それが今回の「ヨーロッパには冬が無いのか?」というタイトルに繋がる。
この話題はSNSでいつの間にか発生した火災現場らしいのだが、私は現場を知らない。
いつのまにか炎上し、いつのまにか消化してしまったらしいから、内容もよく把握していない。
「ヨーロッパには冬が無い」
それだけの情報が回ってきた結果、第一感想はこれだった。
「まじかよ」
何しろ私はヨーロッパにまったく詳しくない。
今までの人生でヨーロッパの季節を勉強した事は無い、ついでにいうとヨーロッパなんて遠すぎて行ったことは無い。
ちなみに私の住む大阪からヨーロッパの距離をググって見たら
「大阪市からヨーロッパまでの距離は8568キロ」と検索結果が出てきた。
そんな遠い場所の情報なんて興味が無い限り調べる機会は無い。
このグーグルの検索結果によると「ヨーロッパ」とはポーランドの北の海地点を指すらしい。
なんでここがヨーロッパなの???
何を持って、ここがヨーロッパなのか分からないが、調べてみてもよくわからない。
ただグーグルにとってのヨーロッパはこの謎の海地点らしい。
謎は深まった。
ついでにこの件については解決方法が浮かばなかった。
何故ここをヨーロッパとしているのか知っている人が居たらぜひ教えて欲しいものである。
話を戻す。
「自分が住んでいる都市より西8568キロ地点の気候に冬は無いのか」
もしこれを人に尋ねられたとしても回答出来る自信は私には無い。
大阪より西に行った事なんて岡山県が限界であり、岡山県の季節すら回答が出来ない。
私が自信を持って応えられる場所なんて、ずっと住んでる大阪だけだ。
その回答だって
「大阪は、春と秋が無い時があるよ」
と云ったふわふわとした回答であり、相手が望む回答とは思えない。
というより、この話題を考えていくと
「クソ寒い春は本当に春なのか」
「クソ熱い秋は本当に秋なのか」
という季節の概念の話になってきてしまう。
「今年は春が無かった」
「今年は秋が無かった」
その言葉をよく聞くだけに、本当に分からない、春とは、秋とは、一体何なのか。
温度で判断するものなのか、暦で判断するものなのか、それともまた別のなにかで判断するものなのか、季節は何を基準に判断するものなのかが私には分からない。
そもそも日本の概念が外国にあるかが分からない。
そんな思考の結果が「ヨーロッパには冬が無い」に対しての「まじかよ」である。
「冬とは一体何なのか」という思考。
これが私の判断を鈍らせる、だってそうだろう。
ヨーロッパにクソ寒い時期があり、日本人がそれを冬と思っていたとしても、ヨーロッパ人が「冬じゃない」と認識していれば、それが冬なのか私にはよく分からないからだ。
私はヨーロッパ人の季節の概念を知らない。
同じ日本である沖縄や北海道の季節の概念すらよくわからないのだから、8568キロ離れた人間の季節の概念なんて分かるはずが無い。どうやって知るかも分からない。
そこに住んでいなければ分からない概念はあると思う。
他国に住みながら理解しようとするならば、ヨーロッパにある国語辞書的な物が手に入り、現地の語学や文化を理解していれば分かるかも知れないが、私が日本に生まれた外国語がボロボロの日本人である以上、理解する機会はきっと無い。
「ヨーロッパには冬が無い」
誰が言ったかは知らない、言った本人もここまで考えているとは思えない。
しかしだ。
春夏秋冬の概念には日本以外にもあるのだろうか。
もし無かったとしたら、一体どういう概念なのか、気になるところではあるのだが…
正直、よく分からない。
一応、適当にグーグルで調べて出てきた海外の反応シリーズとかによると。
「ドバイには夏と地獄しか無い」
「雨季と乾季しか無い」
「一日で四季全てが堪能出来る」
「赤道上だから一年中同じ」
という回答や「アメリカに四季はある」とアメリカ出身の芸人が言っている等といった情報が出てきた。
この辺りの情報だけを重視するなら、冬がない国はある。
やはりヨーロッパには冬が無い可能性があるのでは無かろうか。
答えは知らない。
創作現場に火を付けろ ケチャップ神 @ketchupsin
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