忍びのファーマシスト、ニンニンドラック

これは追放されたニンジャが傷ついた人を薬で癒す物語。
効果バツグンなおクスリで、世のため人のため、だけで終わるはずがないのがミソ。
確かに効果はバツグンである。絶大である。ただし超絶おまけでブッ飛んだ快楽がついてくる。
良薬は口に苦しとあるが、まさかここまでぶっ飛んだ副作用があるのは使用者の身体に来るだろうが、その時は読者の腹に笑いで来ているときた。
何より展開の温度差が秀逸。
シリアスなのにおクスリ一つであっという間にギャグへと滑落。
転落ではなく滑落なのがツボである。
かといっておクスリ一つ、使い方次第で毒にもなるから侮れない。
彼はニンジャ……怒らせてはイケナイ

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