直球の内輪ネタ

 遠い未来の世界、ボランティアで行われる小説競作イベントの、品評を担当する人の奮闘の物語。

 カクヨム上で不定期に開催される自主企画、『こむら川小説大賞』をメタ的にパロディしたSFコメディです。
 ある程度イベントについて知っている人向けの、いわゆる内輪ネタ的なお話。

 元ネタの企画はこれまでに5回開催されているのですけれど、その企画運営における「あるある」的なネタがぎゅっと詰まっており、その様子を多少ながら知る身として、楽しく読ませていただきました。

 勢いが好きです。あと「バカだ」「本当にバカだ」の繰り返しとかも素敵。
 何から何まで全部滅茶苦茶なところが魅力の作品でした。