地獄極楽は心にあり

戦争(しかも宗教絡みも含む)という、
現代日本ではあまり馴染みのない題材でも
基本一人称で読みやすく、読み進めていくうちにいつの間にか
物語に入り込んでいます📖

実際の戦争も宗教や価値観のズレなどで起こり得ることを
この作品を通して身に染みて感じられました

静かで、かつ壮絶な緊張感が漂ってくるお話で
不謹慎ではありますが
一種の厳かな雰囲気も感じられます

ファンタジーでありつつも
設定や土地名、彼らの習慣など違和感なく受け入れられます
彼らの傍を通り抜ける風の匂いが
まざまざと感じられる作品だと思いました!

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