のぞみとのぞむ

@0815_wind

第1話 君は運がいい

誰しも嫌いな人

消えてほしい人

死んでほしい人はいるだろう


そしてこんな世界が嫌だ

消えたい、死にたいと思う人もいるだろう






君は運がいい






人を消す能力と自分を消せる能力

両方与えてあげよう










某ノートのようだって?



そんな面倒なことはないさ

君が心で、頭で消えてほしいと思えば

翌日にはこの世から消えている

相手が寝たら一生起きなくなるだけ

誰しも憧れるポックリ逝くってやつさ



当たり前に明日がくると思って

生活している方がどうかしている

簡単に死ぬ生き物なのにね





そんな能力いらない、怖いって?








あぁ、大丈夫。消えればいい

消えたいってみんな無意識で思ってるだろう


それが現実になるかならないかの違い

すぐ気にならなくなるさ


だって周りを見て見てみなよ

SNSでみんな書いているだろう






人間失格

生きる価値無し

この世からいなくなればいいのに

存在する意味ある?

消えろ




ストレス発散、鬱憤発散して何が悪い

ぼく、わたし、おれ以外もやっているし

関わることはないし、気に食わないから

やったれ、やったれ








ふふふっ


心や頭で思うことより

行動しているやつらの方が怖いだろ





そして本当に消えたら

慌てて消して逃げるんだ




ぼく、わたし、おれのせいじゃないってさ










それにこの世で生きる意味はあるのかい?




変化を嫌い、現状維持に努める生き方に





どうせスマホを見て

無意味に時間を消費しているだけだろう

流される人生がほとんどだろう






それに君は一度、普通の生活から外されて

生きていて良いのかと



いや、生産性のない自分を生きる価値なしと

ずっと攻めていたじゃないか

そんなに自分を苦しめて尚、この世に生きる








あまりにも見ていられない



そんなこの世から消えることができる




痛みを伴わず、ポックリと

死にたいと認識した瞬間にあの世行き




逝きたいときが逝きどきさ











ふふふっ、素晴らしいだろう






人を消す能力と自分を消せる能力は

この声が聞こえている君に、特別だよ




崇拝される存在にもなれる

恐れられる存在にもなれる

使うも使わないも君次第




あぁ、いい忘れてたよ

君の無意識も君の願いだってこと、を





嘘だと思うなら試してみるといい




周りの人を消してみるのもよし

自分を消すのもよし

リセットはできないよ

生きてる限り、前にしか進めないからね




さぁ、そろそろ起きる時間だ










素晴らしい人生を君たちに



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

のぞみとのぞむ @0815_wind

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ