これは一体何が起きたのでしょう。物語の語り部にも何が起きたのか判りません。しかし語りに耳を傾けるにつけ、判らぬと判り、きっと判ってはならぬと判るのです。これが夢であればいいものを。はてさて。
つい、次はどうなるのかと読み進める指が止まりませんでした。おや、おかしいなと思いつつ、おやおやおや、となったときには最後、夜行に連れていかれるような引き付けられる文でした。