第13話
三月も終わりを迎えようとする頃、冬子はなんとかスプーンを握り、座位の保持もできるようになった。
看護師の提案で、院内にある美容室の美容師を病室へ呼び、髪を切ってもらった。大幹部に切られたまま、ざんばら状態だった髪は毛先がそろったショートヘアになった。
「春らしくて、さわやかですよ」
美容師の仁八は「外の桜も、ようやく満開です。見てみますか」と車椅子を窓際まで寄せてくれた。
眼下には桜の絨毯が広がっていた。去年までなら、とっくに散っている頃なのに、と仁八は微笑む。そのときノックがあり、村名賀がひと抱えもある箱を持って入ってきた。
「どうしたんですか、それ」
退室する仁八と入れ替わり、村名賀は箱をテーブルの上に置いた。
「VRCに林野さん宛の荷物が届いた。送り主は、雪持満月里」
「雪持さんが?」
自殺した雪持諭留の妻だ。今は、老舗洋食屋の桂樹軒で働いているはず。
「開けていただけますか」
村名賀は箱を開封すると、中から封筒を取り出して冬子に渡した。その中身は手紙だった。
『拝啓 林野冬子様
ご無沙汰しております。お手紙をさしあげること、何度も迷いましたがあなたにお会いしたい気持ちが強く、ペンをとりました。
夫が死んだとの連絡を朽木先生にいただいてから、わたしはずっと抜け殻のようで、夫の葬儀も行うことができませんでした。四十九日もとうに過ぎた頃、さすがに墓くらいは用意した方がいいと考え、以前、朽木先生からお話いただいた夫が好きだった店のメニューを墓に入れるために、桂樹軒へお願いをしたところ、ご店主は快諾いただき、わたしの境遇に同情もくださって、わたしをホール係として雇用してくださることになりました。
十二月二十四日に朽木先生の名前で予約が入ったことには、非常に驚いたと同時に、嬉しくなりました。先生が、夫のことを忘れないでいてくれていると思えたからです。
当日、先生はすこし時間に遅れていらっしゃいましたが、林野さんがいらっしゃらなかったためキャンセル代だけお支払いになりました。わたしは挨拶をさせていただく程度しか会話をできませんでしたが、朽木先生はわたしを見て、にじむような笑顔をお見せくださいました。
まさか、林野さんがご来店にならなかった理由が事件に巻き込まれていたなんて、想像もしませんでした。そしてなにより、あなたが感染者であったことも。
わたしの夫をあの部屋に閉じ込めておいて、あなたは自由に空の下を歩いていた。初めはそのことを、とても恨みがましく思いました。けれど、だんだんとニュースであなたの状態を知り、出版された本を読み、恨みたい気持ちは消えていきました。おそらくあなたも、わたし達とは異なる苦悩を持っていたのだろうと、理解するようになってきました。
今ではあなたに対する感謝の念すらわいています。あなたと朽木先生は、夫に対して誠実に接してくださいました。虫になるしかない運命の夫を、正しく人間として扱ってくださいました。他の収容施設では、収容者はもっとひどい扱いだと聞いたこともあります。夫は最後には自殺しましたが、面会のたびに林野さんや朽木先生に感謝していることを話していましたから、あの部屋で過ごした時間のすべてが災厄だったわけではなかったのだと思います。
いま、お体はいかがでしょうか。治療の後遺症がひどいと聞いています。命に別状はなくとも、今後の生活が大変だと思います。わたしにできることがあれば、尽力させてください。
この手紙を書くにあたり、あなたが変身症を克服したことをお祝いできないか桂樹軒の店主に相談したところ、月桂冠を送ることを提案されました。月桂冠は、桂樹軒の店名の由来になったローリエ、つまり月桂樹で作られた冠です。ギリシア神話に登場するアポロン神がかぶっている絵をご覧になったことがあるでしょうか。いまでは、スポーツ大会の優勝者などがかぶる、勝者の証の冠です。気持ちをこめて、わたしが作りました。お受け取りになっていただければ嬉しいです。
いずれ、朽木先生とお二人でお店にいらしてください。諭留が好きだったステーキを召し上がってください。その日を、わたしは強く待ち望みます』
丁寧な字で書かれた手紙から目を上げると、村名賀が箱から月桂冠を取り出していた。部屋中にやわらかな葉の香りが漂う。
「ローリエの葉は、煮込み料理に使われるそうだね」
村名賀はそんなことを言いながら、冬子の手に月桂冠を載せる。
木の枝と葉は、綺麗な円を形作っていた。
「天気がいい。桜も満開だ。林野さん、外に出ないか」
「いいんですか」
「わたしが一緒なら構わないだろう。せっかく車椅子に乗れるようになったわけだし」村名賀はつと、冬子の頭に目を止める。「髪も整えたなら、なおさら」
冬子は手紙をそっと封筒へ戻した。月桂冠は膝の上のまま、村名賀に車椅子を押されて部屋を出る。
空気の匂いはまるっきり春だった。
穏やかな温もり、きらきらとした陽光は冬がとっくに終わったことを示している。
病院の円い中庭には、至る所に桜が咲いていた。花壇にはチューリップやパンジーなど春の花があふれんばかりに爛漫とし、中庭には冬子たちの他には人組の家族があるばかりで静寂がゆるやかに流れている。
冬子は思わず頬を上気させた。
「綺麗ですね。信じられません。こんな景色、この春に見られるなんて」
もしも治療を受けなければ、今頃は成虫化していたはずだった。交尾をし、卵を産み、もしかしたらもう死んでいたかもしれない。人間として、この景色を見られるなど、夢にも思っていなかった。
「朽木先生にも、見て欲しいです」
「そろそろ、彼の公判が始まるよ。あの熊鉢という弁護士、軽そうに見えても実績はあるそうだ。もしかしたら、医師免許の剥奪はあるかもしれないが、研究者としてやっていく分には大した不都合ではない」
「そうですか」
「彼は、出所できたら、また研究の道に戻りたいと言っている。まずは治療法を確立させたいと。それから、検査数の拡充。世界中の人々が検査を行い、ウイルスに感染していたら治療する。その道筋を整え、UNGウイルスを根絶させたいと言っていた」
治療法の確立とUNGウイルスの根絶。
それは、我々がなすべき償いだと村名賀は言った。
「おそらく、彼は刑の確定に合わせて懲戒解雇になるだろう。そのあとは、つくばの杉平先生が拾ってくれることになっている。つくばからVRCへ出向という形式をとれば、朽木君はまた、我々と仕事ができる」
「つくば支部はワールドホープによる血液盗難の被害に遭いましたが、そのことによる杉平先生の進退は」
「つくばの所長はあの人しか適任者がいない。辞任にはならなかった。管理責任を問われ、給与は三ヶ月分支給されないこととなったが」
冬子は安堵の息をついた。杉平所長の協力がなければ、論文に必要なデータが速やかに集まることはなかった。恩人がその職を追われなかっただけでも、よかったと思う。
「朽木先生がお戻りになったら、わたしもお手伝いできないでしょうか。今まで、研究助手でありながら、あまり力になれませんでした」
「きみは、真祈子先生や城環大学からも誘いを受けているだろう。それに、臨床部の仕事もある」
「わかっています。お誘いを無下にすることはしません。いいえ、わたしはぜんぶやりたいんです。そのうえで、朽木先生のお手伝いも、したい」
「欲張りだな」
村名賀は困ったように笑った。
「きみが復帰できることになったら、体制を考えよう。朽木君の出所が、それまでに叶うことを信じて」
「ありがとうございます。わたしも体力をつけて、ご迷惑がかからないようにします」
「いいんだ、そんなことは」
なあ、と村名賀はぼやくように言う。
「きみたちにとって、刑罰は理不尽だろう。きみたちの間にしかわからないことがある。それを他人が、客観的に見て、判断して、処分を下すとは、理不尽だと、わたしは思う」
「でもそれが、社会のルールですから」
「きみは、朽木君と同じことを言うんだな」
村名賀は苦笑した。
「朽木君に、林野さんへ手紙を書いたらと提案してみたが、書けないと言われた。謝罪と感謝は直接会って伝えたいと」
「それは」冬子は胸のうちが熱くなるのを感じる。「嬉しいことです」
「早く、きみと食事をしたいと言っていた。拘置所の食事がひどくまずいらしい」
そうですか、と言いかけて「本当に?」と思わず聞き返した。
「朽木先生は、味覚が」
味覚がないはずだから、まずいもなにもないのではないか。
「よくわからないが」村名賀の口調は今日の日差しのように穏やかだった。「そういうことがあっても、いいと思うんだ」
冬子は思わず「よかった」と声を震わせる。胸の奥から喜びが込み上げてあふれそうだった。
「村名賀先生。わたしは交配実験には賛成しかねましたし、今でもわだかまりのような感情はあります。でも、アゲハが生まれなければ、わたしも朽木先生も、人生が変わることはありませんでした。それに、アゲハや、麻葉さん、滝縞さん――いえ、感染して、亡くなった方すべてに恥じることのない生き方をしたいです。本当に、ありがとうございます」
「わたしや朽木君だけの功績ではない。これまで、四十年間研究されてきた様々な業績があってこその結果だ。積み重ねなんだ、結局は。それに、いまは治療法の糸口が見つかったことがもてはやされているが、いずれ交配実験の是非については冷静な検証がなされるだろう。本当に交配実験でなければならなかったのか、代替になる実験はなかったのか。それは後世のために必要な手続きだ。なにを言われても、わたしは受け入れる心の用意はできている」
ひとつひとつ言葉をおくように、村名賀は話す。
「アゲハの遺骸は、標本としてガラスケースの中に保管することになった。彼女の姿は永遠に残る。我々の、遺産として」
その「遺産」という言葉には、人類に僥倖をもたらしたきっかけという意味と同時に、負の遺産の側面もあるのだろう。人間が、元は人間だった虫を交配させ、生命を誕生させ、殺した。人間の都合そのままに生きさせられた、命の存在。
「これまでに変身症で亡くなった人、研究者や関係した人々。その人たちのたった一つの願いが、きみとアゲハで体現された。いまのきみは、人間が戦ってきた四十年間の結実そのものだ。どんなにわたしや安瀬先生が矢面に立ったところで、世間の注目はきみに刺さるだろう。きみが背負うものは、きっときみが想像する以上に重い。だが、胸をはって生きて欲しい。わたしたちは、そのためなら、なんでもする」
そのとき、村名賀のポケットからモバイルフォンの呼び出し音が鳴った。院内用ではなくプライベートのほうだった。村名賀はモバイルフォンを取り出したが、画面をじっと見つめたまま応答しない。
「村名賀先生。どうかされたんですか」
「元、妻だ」
「え?」
「別れた妻から、電話がかかってきた」
その間も、呼び出し音は鳴り続ける。
「お出にならないんですか」
「わたしが仕事で家に帰らないからと言って、不倫を疑うような妻だ」
「別れてから今まで、連絡をとったことは」
「ない」即答だった。「別れた者と、どうして連絡を取る必要がある」
呼び出し音は止まらない。
「なにかあったのではないでしょうか。お出になったほうがいいのでは」
「いまさら、なにかあったもなにも」
「村名賀先生」冬子は体をねじって村名賀を見上げた。「村名賀先生は、わたしの命の恩人です。感謝してもしきれません」
「それがなんだ」
「元奥様は、一人の命を救った村名賀先生に、なにか言いたいことができたのかもしれないじゃないですか」
村名賀はじっとモバイルフォンの画面を見つめ、「話してくる」と受話ボタンを押しながら中庭を出て行った。
一人残された冬子は、逡巡し、しかし背筋を伸ばした。
胸をはった。
そのまま、空を見上げた。
腕を伸ばせば、指先が少しでも空に触れられるような気がした。冬子は思わず両腕を伸ばした。少し、前のめりになる。――そして、バランスを崩して車椅子が転倒した。
体をしたたか地面に打ちつけた。右手で体を受け止めてしまったせいか、手首へ激痛がはしる。ひどい金属音がした方をふり返ると、車椅子が片側の車輪を下にしてひっくり返っている。月桂冠は、と首を伸ばせば、冬子の手が届かないところまで転がってしまっていた。
「大丈夫ですか」
どうしよう、と思っているうちに、中庭にいた家族が駆け寄ってくれた。父親だろうか四十代ほどの男性が一人、高校の制服を着た男女が二人、遅れて老婆が続く。
「すみません、ありがとうございます」
「立てますか」
父親らしき男性が手を差し伸べたところで、老婆が「蘭奢、あなたが起こすよりも看護師さんを呼んできなさい。プロに任せた方がいい」と指摘を飛ばす。男性は「そうか。ちょっと待っていてください、看護師さんを呼んできます」と立ち上がって踵を返した。
「ごめんなさい、お手をわずらわして」
上半身を起こしながら、「蘭奢」とは聞いたことがある名前だと冬子は記憶をめくっていた。
「――巴、蘭奢さん?」信じられない気持ちで顔を上げた。「巴まひるさんの旦那さん?」
冬子は思わず背後を見た。二人の高校生が、ひっくり返った車椅子を元に戻している。
「もしかして、朝水さんと、夕香さん?」
二人は目を丸くして冬子を見ていた。
「あなた、もしかして林野さん?」
老婆が、聞いた。
「わたしはまひるさんの姑の巴イズミと申します。この子達は、まひるさんと蘭奢の子供です」
「林野冬子です。変身症研究センターで、巴まひるさんを担当していました」
どうして、と冬子は問うた。「どうししてここにいらっしゃるんですか」
三人は視線を交わした。誰が話すか、どう話すか、無言の相談をしているようだった。
「お母さんと会いたくて、面会を申し込んだんです」
夕香が細い声で話し始める。
「でも、行ってみたら『会いたくない』って断られました。もうわたしたちのこと、家族じゃないって言っているって」
「いまの担当の先生に、話を聞いたんです」朝水も説明する。「抗がん剤が効いていて、いまの治療が終わったら手術もできるって。しかも、変身症だって治せるかもしれないって」
「林野さん」巴イズミも重ねる。「わたしたちはあなたが変身症を克服したニュースを聞いて、まひるさんに会いたくなったの。また彼女と暮らせるかもって思ったから」
巴まひるに言われたことが脳裏に蘇る。抗がん剤の治療に望むことを家族には知らせるなと言っていた。「やめろ」と言われるかもしれないから。そして、健康体になったら自立して家族も捨てると。「これから家族にそそげる愛情を、わたしはもう自分の中に持つことができない」と。
――誰のせいで、そうなった。
「もしも、巴さんの体内からUNGウイルスを消滅できる見込みがなかったとしたら、会いに行かなかったのですか」
険のある聞き方だったが冬子は自分を止められなかった。
「巴さんがUNGウイルスに感染したことの責任は、彼女にはありません。巴さんは、あなたたちを捨てるとまで言っていた。そう決心するに至るまで、あなたたちが少しでも愛情を見せてくれれば」
「わかっています」イズミは噛み締めるように言う。「わたしたちは、まひるさんに対して優しくなかった。でもそれは、子供たちはいじめられたし、蘭奢は仕事を変えざるをえなくなったし、わたしたちにだって生活があったからです。ずっとずっと、生活はどん底でした。でも、林野さんのニュースを聞いて、わたしたちはようやく希望が持てたんですよ」
「巴さんも同じくらい、どん底の気分でいらっしゃったと思います。そのとき、お互いに支え合えていれば、今日も面会を断られることはなかったでしょう」
「わたしたちはママを嫌いになったわけじゃない」夕香が言う。「ただ、どうすればいいかわからなくなったの。だって急に、死ぬまで閉じ込められるなんて、犯罪者みたいで」
「面会を断られた後、『林野さんに会いたいね』って誰からともなく言い出したんです」朝水も訴える。「母の担当をしていた林野さんになら相談できるかもしれないって。入院先も、ニュースで聞いて知っていたし。でも、ノーアポで来て会わせてもらえるだろうかって、病院に来てから気づいて、さっきまでどうしようか相談していたんです」
「わたしに言えることなんて、ありません。わたしは巴さんの辛さしか知らないから、彼女の側に立てば、あなたたち家族を非難せざるをえない」
言いすぎだ、と思うが止まらない。
「巴さんは、家族というだけで絆を保てると思うなど人間としての怠慢だっておっしゃっていました。わたしも同じ意見です。あなたがたが巴さんとの絆を捨てた。もう一度、巴さんとの間に絆を得たいなら、たぶんたくさんの努力をしなければならないと思います」
ごめんなさい、と冬子は言った。
「わたしなんて他人なのに、出過ぎたことを言って。でも、相手を尊重することは、その人の自由を認めるのと同じです。人は尊重されなければ、自由になるために現状から逃げることも選択肢として持っている。わたしはそれしか言えない」
イズミは「いいえ」と首をふる。
「あなたが言うことももっともです。わたしたちが自ら、まひるさんとのつながりを捨ててしまったのだから、今更もとに戻りたいなんて厚顔なのだわ。朝水、夕香」老婆は孫に呼びかける。「また、まひるさんと暮らしたいなら、わたしたちは信頼をとりもどさないといけない。そのためには時間もかかるだろうし、願いは叶わないかもしれない。でも、そのことを、まひるさんのせいにしてはいけない。わかった?」
朝水と夕香は、それぞれ小さく返事をした。
イズミは辛そうに、しかし笑みを浮かべた。
「それは、月桂冠?」
「はい。以前収容されていた方の、ご家族が贈ってくださって」
「大事なものね。夕香、それ、拾ってさしあげて」
巴まひるの娘は祖母の言う通り動いた。丁寧に月桂冠をとりあげ、ついた砂埃をはらう。そして、少し迷った末に、冬子の前にひざまずく。
夕香の顔を前にして、ふと冬子は、高校生のころの自分を思った。
――千歳冬青と結婚しなければ家から逃げられないと思い詰めてしまった、弱い自分。
夕香はおごそかに、月桂冠を冬子の頭へ載せた。
――わたしはいま、自由だ。
自分自身をあきらめていた高校生の自分へ、そう伝えたかった。
「林野さん」
視線を冬子に合わせたまま、夕香は声に涙をにじませる。
「林野さんが陰性だって証明された日、一月三日は、わたしたちにとって記念日です。たぶん、これからもずっと、すべての人にとっての記念日。林野さん。生きていてくれて、ありがとうございます」
頬を紅潮させる夕香を見て、冬子は思わず、彼女を抱き寄せた。右の手首に激痛がはしるが、かまわない。高校生は、冬子の腕の中でさざなみのように体を震わせて泣き始める。その背中を優しく抱き、顔を上げた。
花も、土も、風も、すべてがあたたかく、日の光が豊かにふりそそいでいる。
今日のこの景色を、遠くない未来、朽木に話そうと決め冬子はぐっとからだを伸ばす。
見上た先の空は、どこまでも青く、続いていた。
晴天だった。
了
変身症 高木 @takagiasu02
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