第5話


さてと、ゴブリンパピーも倒したし魔物カードも手に入ったんじゃないか。

「自己鑑定」


個体名 万丈 遊楽

職業 勇者


レベル2


ステータス

HP200/200

MP258/200


ユニークスキル

MPクリッカー


スキル

聖剣召喚

自己鑑定(勇者)


MPクリッカー

現在1タップ16

自動 11


所持カード

徒労 タップ2倍

MPおばさん 1/秒

モンスターハンタービギナー 10/秒

魔導入門 タップ2倍

属性入門 タップ2倍

タップ仙人 タップ2倍


所持魔物カード

ノーマル 

Gランク 1枚




おっレベルも上がってるし、ステータスはなんと2倍だ!

いや2倍上がったけど周りとはステータスが文字通り桁が違いすぎてあんまり喜べないけどね。


実績カード

モンスターハンタービギナー

初めて魔物を討伐する。


熟練のMPおばさんを解放。

効果1秒につき10MPを生産する。

魔物カードで強化できる。

10/秒


そして新たな実績カードが解放されたぜ。MPおばさんが熟練になって効率10倍になってる!


そして魔物カードはっと、増えてんじゃん。

まあ最弱らしいしGランクは納得かな。

これはどうやって使うのかなぁ

タップしたら使えるかなっと、タップすると表示が出てきた。


Gランク、ノーマル

使用先 MPおばさん

    熟練のMPおばさん


どのカードに使用しますか。


おっといきなり熟練のMPおばさん増やせるかな

タッチしてっと


ランクが不足しています。このカードはGランク10枚かFランク1枚でアップグレードできます。


そうなのか、じゃあMPおばさんの方はっと


使用しますか。 はい/いいえ


おっ使用できそう。はいを押してと。


MPおばさんが増えました。

効果 2/秒


おお強化された。よしよしこれでまた、効率が上がったぞ。


今のMPクリッカーの性能は1タップ16に自動が12か、自動がこれだけ増えればまた100万貯めるのが楽になるぞ。


そうなると明日の予定はゴブリンパピー討伐に行ってGランクカードを集めるか、他の魔物を狙うかだな。

でも次のレベルは一気に上がってメガ級だからなぁ、聖剣の性能はすごいけど、身体能力が追いつかないから次の1000万の身体強化が解放できるまで厳しそうだな。


しばらくはゴブリンパピーだな、あとはデバイスを確認するか


ゴブリンパピーの依頼はっと安っ!1体100円かよ、肝は900円か、確か聖樹様の負担を出来るだけ減らすために、弱い魔物でも褒章金を出してるんだったっけ。


ゴブリンパピーは探さないと、見つけられないから聖剣の召喚時間内に2体倒すのは難しそうだ、となると俺の日給1000円かよ。

資金はまだあるから大丈夫だけど命に関わる仕事でこれしかもらえないのか。まあステータスがやばい奴らなら簡単に倒せるやつだからこんなもんなのはわかるけど。


ゴブリンパピー狩の日々になりそうだな。


俺はまたMPクリッカーを起動し、数時間タップして寝た。






「ふあー」

結局昨日は聖剣2回使えるように、200万いくまでMP増やそうと思ってたけど無理やった。MPクリッカー起動してタップを始めると若干、体調が良くなるらしいけど眠気には勝てんかった。でもまあ聖剣が召喚できる100万は超えたし、ギルドに行くか。


「五条さんおはようございます。」

「万丈さんおはようございます。」


俺はギルドに行くと訓練所にいる五条さんに挨拶をした。


「万丈さん、もう研修は終わったのでここにはもう通わなくても大丈夫ですよ。」


「いえっ、ゴブリンパピーを倒したとはいえまだまだですから、それに、なんかギルドに来たらここに来るのが癖になって。五条さんはどうしてここに?」


まさか五条さんも訓練所に通うのが癖になってんだ。状態なのか?


「そうなんですね、私は午前中は訓練所の管理を任されていますので」


そうですよねーうっかり訓練所に来るのは俺くらいですよねー。


「あっ、そうなんですね」


「万丈さん、せっかく訓練所に来たのでしたら、利用されてはどうですか?ギルド員の皆様は最初と以外あまり利用されないので、暇なんですよ笑、基本ステータスが有ればモンスターには勝てますからね最初以外はもう通わなくなるんです、真面目に訓練する人もクランに入って、クランで訓練しますからね」


「そうなんですね、今日はゴブリンパピー討伐の予定だけですからぜひ訓練していきます。」


「では、万丈さんは、聖剣がありますので剣の訓練にしましょう。」


五条さんと午後まで訓練した。


「よし準備は終了したし、ゴブリンパピーを討伐に行くか、今日は、五条さんがいないからタクシーカーペットで行くしかないか、でも500円かかるから往復で討伐金が飛ぶんだよなぁ、ギルドなんだから門の近くにしてよなー」


朝から歩いて行くつもりだったけど、五条さんと訓練できたからいっか。


タクシーカーペットは無人で動くカーペットでデバイスから呼べば王都内ならどこでも来てくれるって話だ。一律500円だから安いのかな?

取り敢えずデバイスで呼んでっと


「シャーッ」


うおっ!もう来た!来るところが見えなかったよ。

見た目は、カーペットなんだけど模様がプロジェクションマッピングみたいに幾何学模様が動いてる。


「えーと西門までお願いします。」


前は五条さんに任せてたからこれからは自分で移動もしないとな。


「シャーッ」


速度は普通くらいかな、五条さんのバイクは周りをビュンビュン抜かしていったからなぁ。


「シャー」

おっ!ついたみたいだえっと500円は上に置けばいいのかな?


うわっ500円置いて、荷物取った瞬間また見えなくなったよ。


俺はタクシーカーペットの衝撃から立ち直り西門

に向かった。


西門を抜けて辺りを見回す。うん変わりなし!


さて、五条さんのバイクではしばらく街道を進んでから街道から逸れたから、10分くらいは街道を歩くか。


俺は街道を歩いて行く。


「よしこの辺でいいか。」


俺は息をすまし、草をかき分け進んで行く、

今日は一人での狩りだから帰りのことも考えて街道から20分以上の距離、離れないようにデバイスを見とかないとな。


俺は気配探りつつ進んで行く。

訓練で痕跡って以外と多いっていってたし見つかるかな。


あった足跡見つけた、よしこれを辿っていこう。


15分ほど痕跡を辿りつつ歩いた。


「いた。」


ゴブリンパピーを見つけた。


「来い聖剣、クラウソラス!」

おっと今度はそんなに光が出ないな、初回だけなのか。って都合がいいこのままバレないように近づいて奇襲をするか。


俺は息を殺しゴブリンパピーに近づいて行く。

ゴブリンパピーは座って休憩しているようだ、このまま近づいて、あと5M.4M.3M.2M.1M

「ザッ」

やべぇ足音鳴らしちまった。

ゴブリンパピーが勢いよく振り向く

「水魔法 スプラッシュ!」

俺は咄嗟に左手を突き出し水魔法を発動する。

「ゲギャっ」

よし目に命中したぞ、チョロっとしか出なかったけど、一瞬隙が出来た!

その隙にクラウソラスを振り抜く!

「スッ」

よし、仕留めた!


あとは昨日と同じようにパッキングしてと…

よしこれであとは報告だけだな


帰り道、警戒しながら来た道を戻った。


よしギルドに着いたぞ。

帰り道は何事もなく戻ってこれた。タクシーカーペットはいつもどおりの進出鬼没だった。


受付にキューブを渡してっと、依頼完了だな。


「おっ五条さんこんばんは!」

「万丈さんこんばんは。無事一人での依頼達成したみたいですね。」

「はい、無事に戻ってこれました。五条さんのおかげです。」

「いえ、万丈さんがしっかり準備なされて依頼に挑んだおかげですよ。一瞬の油断が命取りになりますからね。」

「はい、油断しないように頑張ります。」

「はい頑張ってくださいね。それでは」


五条さんは優しいなぁ、よーしこれからも頑張るぞ。


「あの人ガッツポーズしてるー。」

「みちゃいけません。」


おっとみられてたみたいだ。俺は肩を狭めてそそくさと寮に戻った。





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星ありがとうございます。

反応がもらえると嬉しいですね。

自分が書きたいように書いてしまっているので、誤字脱字や、表現がおかしいところがあったらコメントも、もしよろしければお願いします。

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