魔人戦記　～無能だと言われていた俺は実は最強でした～

人暦231年、突如魔界より悪魔や魔人が侵攻してきた。今まで魔界などおとぎ話にしか過ぎなかった人類は成す術もなく蹂躙されていった。さらにはその当時、人類はいくつかの国に分かれており、国同士で戦争をしていた。戦争よりも人類滅亡の危機だと理解した人類は協力して、多大な犠牲を払って悪魔と魔人を退けた。その年は「戒めの年」と呼ばれ、各国は不可侵条約を結んで人間同士の戦争は終結した。それから300年…頻繁に侵攻してくる魔界軍を人類は協力してその都度退けていった。主人公であるベンは魔界軍と戦うといった夢を持っていた。しかし彼は誰しも生まれつき持っている「固有能力（パーソナルスキル）」を持っていないとされ「無能」と呼ばれた…そんな彼がいかにして「英雄」と呼ばれるようになったか。これはそんな少年の話である。