第32話
温泉旅館まであと10分程の所を運転していると、千晴さんから、
「あそこの看板から左に行って」
と指示が出た。
あそこの看板には、史跡公園と表示されていて、私は看板の表示通り左折し、公園の駐車場の隅に車を停めた。
公園に向かうと、駐車場があるけれど、一台も車は止まってない。
「ここね、縄文時代の史跡があって発掘調査もされたみたいで、その後公園になったけど、発掘品は町の公民館に展示されてて、ここには何もないんだよ」
と説明してくれた。
車のエンジンとエアコンをそのままに、駐車場の片隅に停めた車の中、千晴さんは、助手席と運転席を遮る肘掛けを上げると、私に抱きつき唇を重ね、互いの舌どうしの愛撫を繰り返した。
ディープなキスが一段落すると、
「勇樹にはね、姉のようになろうと思ってたんだ。だって、年上だし、お婿さんなってくれるって言うし、知らないお家に来て家族になるから、勇樹をリードして、いっぱい尽くしたいと思ってたんだ。」
「そしたらね、勇樹が私の下着を欲しがって、強引に持っていって、動画まで送ってきて、恥ずかしかったけど、私も動画送ってしまって。もう、ずっとリードされっぱなしだよ。でもね、そんな強引な勇樹がね、すっごいかっこよく思えてね、だからね、その後も動画撮って送ってるの。」
最後の方は、かなり甘えた口調で、千晴さんってお姉さまぶっていたけど、実は、ちょっと強引にリードされるのが好きなのかな?、なんて冷静に思ってしまった。
「千晴さんを、一人の男として引っ張っていきたし、男らしい所を見せたいと、思ってます。だから、私に一生着いてきてください。」
柄にも合わないことを言ってしまったけど、互いの両親と話し経験を積んだ成果?、筋トレにより鍛錬した成果?、解らないけど、ちょっとカッコいいこと言ってしまった。
「嬉しい、とっても嬉しい。男らしいよ、とっても男らしいよ勇樹、素敵だよ」
と言いながら、私の胸に頬ずりした。
私も、身体全体に熱を帯び、下半身はパンツを突き破るほどになっていて、その性衝動により、千晴さんのポロシャツの裾をキュロットから出すと、中に手を入れ、おっぱいに進めた。
ブラジャーに手がかかると、千晴さんは素早く後ろに手を回しホックを外してくれ、私はポロシャツをまくりあげ、乳房を露出させた。
千晴さんのおっぱいは、ツンと立っていて、口に含み吸い上げ、舌を使って愛撫する。
両手を使い、両方のオッパイ全体を揉み込むと、
「ああん、ああん」
と言う声が断続的に響き、その声に釣られるよう、私の右手はキュロットの向かった。
キュロットの正面は、男性の短パンと同様にチャックがあり、チャックを降ろし、手を千晴さんの股間に当てたけど、今日はストッキングを履いてないので、
直接パンティに触れることができた。
「千晴さん、好きだ、一生大切にするからね。」
と言いながら、パンティの縁から指を入れクリトリスに触れると、
「ああん、勇樹。私も、私も大好きだから。早く一緒になろうね。」
と、息をはずませながら言ってくれた。
そして、千晴さんの手が、チノパンの股間部分を撫で回し、チャックを下ろそうとするけど、チャックが固く難しいようだ。
私が急いでベルトを解き、チノパンを降ろすと、千晴さんもキュロットを降ろし、 互いに下着一枚になった。
私は面倒くさいので、トランクスを降ろすと、すかさず千晴さんは大きくなったペニスを握り上下運動を始める。
私も負けじと千晴さんのパンティを脱がそうとすると、ペニスから手を離し、パンティを脱いでくれた。
再び千晴さんの手は私のペニスをさすり、私は左手で千晴さんのクリトリス、小陰唇の中から肛門までを撫でながらさまよった。
互いに喘ぎ声をあげ、褒める言葉を口にしていたけど、もう私のペニスは限界を迎え、このままでは射精してしまいそうになってきた。
そこで、私は千晴さんの手をペニスからほどき、助手席に座る千晴さんの股間に、
顔を寄せながら、大きく足を開かせようとしたが、助手席に座った姿勢のままだと難しい。
そこで、運転席と助手席の椅子を思いっきり倒し、思いっきり顔を股間に埋め、 舌でクリトリス、小陰唇内を舐め回し、ついでに肛門の方まで舌を寄せた。
この体勢だと、千晴さんの手は私のペニス届かなくなり、いったん射精感は治まる。
そして、千晴さんの喘ぎは激しくなり、空いた手は、千晴さんの尻の下に潜らせ、 尻をもみながら肛門付近にも指を這わせた。
「やん、そこは違うの。いやん、だめだよ。そこ違うの」
と言いながら、喘ぎ声は高まるばかり。
千晴さんの小陰唇内の膣からは、ネバネバした液が湧き出しているが、これは勉強による、排卵、妊娠しやすい時のようだ。
私は、千晴さんの股間から顔を上げ、チノパンのポケットからコンドームを取り出し、カチコチになったペニスに装着すると、千晴さんの足を高々と上げさせ、助手席に身体全体を移動すると、ペニスを千晴さんの中に入れた。
ここで、挿入という目的を果たせ、ある程度冷静になり、千晴さんの表情を見ると、目を閉じ、顔にはうっすらと汗が浮いて、頬は紅潮し、眉は若干苦悶の表情があって、ものすごく色っぽい。
「千晴さんの、顔汗かいてすごく色っぽいよ。濃くて太い千晴さんの眉好き、千晴さんの細くて綺麗な鼻好き、千晴さんの、ピンクのちょっと厚い下唇好き」
と言って、舌唇を私の口ではさみついばむ。
「私も、私も」
と千晴さんは言ってくれたが、それ以上言葉は続かなかった。
本当はディープなキスしたいけ、ぜいぜい息をしていて、それも軽い呼吸ではなく、腹からしているようで、深い喘ぎになっているため、とてもディープキスするような状態ではなかった。
ペニスを千晴さんの中から外れるほど引き、そしてゆっくり奥まで向かわせ、
事由になった手は、千晴さんのあちこちを探検する。
一番、感じてくれたというか、予想外の反応があったのは、太ももの付け根から 太ももを愛撫した時で、
「あん、あんん、だめだよ、気持ちいいよ」
と言いながら足を私の腰に回し、膣内でペニスを締め付けた。
射精感が上昇し、
「千晴さん、もうすぐ出るから」
と言い、ペニスの移動速度を速めると、千晴さんが、
「あぁ、あぁ」
とあえぎ、身体をピクピクさせながら軽くブリッジして果て、それを見た私は、 腟内でペニスのスピードを速め、コンドームの中に思いっきり射精した。
車の中で一休みした後、
「勇樹のものが入っている時、とても強く感じたよ。今までは、その前の段階で、 感じたから、今日は記念日だね」
と笑顔で言ってくれ、私は、
「千晴さんが、私のペニスで感じてくれて、とても嬉しいです。夫婦になっても、 夜の生活は大丈夫ですね?」
と言うと、千晴さんは、
「そうかも。今ね、プラトニックでは互いに愛し合っても、夜の生活がダメで、別れる人もいるけど、私と勇樹は相性いいよね?」
「すごく、相性良いと私も思います。綺麗で相性の良い千晴さん、これからも、よろしくお願いしますね」
と言うと、千晴さんはちょと涙ぐみ、うなずきながらも、
「はい、絶対勇樹を離さないから、覚悟してなさいよ!」
と言い、キスしてきた。
その後、車を公園から出し、時間を確認すると、ロスタイムは約1時間、旅館のチェックインの慌ただしさに対応できる時間には、到着できるだろう。
好きな人のためなら、全力でいくよ @oriental
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。好きな人のためなら、全力でいくよの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます