王子が初恋の女性を王子妃として娶る前に自身の事務方(秘書官)に据えるべく、女学校に通わせたり夜会で彼女に言い寄る輩を排除したりして、他の男性との接触を遮断した上で、秘書官の任に就いた彼女には事ある毎に意地悪を行い、素の自分を表すも、彼女からすれば揶揄われているとしか思えずにいる所、王子妃選定の王命を受け、王子に希望の妃像を尋ねると、ヒロインである彼女と言われ、王子が自分に好意を抱いていると告げられるも、疑心暗鬼で揶揄われの類と思ってしまうヒロインの鈍臭さに呆れるも、王子の一途さと、漸く王子の姉である王女から、王子の初恋の人がヒロインであり、ずっとその初恋の人を想っている事実を告げられ、ヒロインも自身の初恋の人が王子と知り、王子に想いを告げる件には感動しました。また、婚姻後、幼き頃二人が出会った思い出の古い教会の跡地で改めて二人の愛を確認する場面も感動しました。