付喪神×鑑定

A子
「今回紹介するのは、その付喪神、鑑定します! だ!」
Bくん
「付喪神ってことはファンタジー系ですか?」
A子
「ジャンルとしては現代ファンタジーになるだろうね。
 主人公には特殊な力があるんだけど、物を見るとそこに宿っている付喪神が見えるんだ」
Bくん
「付喪神ってあれですよね、長く使われた道具には神様がつくっていう」
A子
「そのとおり。主人公はその力を使ってあることが出来る。
 それがタイトルにある通り鑑定さ」
Bくん
「鑑定ですか。っあ! 付喪神が見えるってことは、それが本物かどうかすぐに分かるってことですか??」
A子
「そうなんだ。この付喪神は喋るんだけど、なんならあっち側から、「私は本物だ。証明してくれ」的なことを言ってくる」
Bくん
「あっちから主張してくるんですw
でもそれって、刑事物でいうと、殺された被害者が幽霊になって、犯人を教えてくれる、みたいなことですよね。
めちゃくちゃ凄い力じゃないですか」
A子
「そうなんだよ。
 その付喪神っていうのが愛らしくてね。この存在がいることによって、この小説が凄く分かりやすくなっているんだ」
Bくん
「というと?」
A子
「テレビで鑑定番組なんかやっているけれど、古すぎるものだとその時代の知識がないと楽しめないでしょ?
 だけど、付喪神がいることによって、詳しくなくてもその鑑定品が好きになってしまうんだ」
Bくん
「なるほど。確かに、昔の壺って言われてもピンとこないですもんね。
 付喪神によって、鑑定品にも自然と個性が出るんですね」
A子
「そう。他にもどんな付喪神がいるのか楽しみでしょうがない」
Bくん
「ちょっと興味出てきました!」
A子
「でしょ? 文章やキャラも軽快で分かりやすいから、読みやすいと思うよ」
Bくん
「なるほど。じゃあ、読んでみま〜す」


おわり

その他のおすすめレビュー

高見南純平さんの他のおすすめレビュー39