あとがき
あとがき
読了、おつかれさまでございました。
シリーズものとしては2本目です。今回は五万字弱で、前作の4分の1。
このくらいの量って、全体の目配りがちょうど届く(プリントアウト状態でA4用紙両面印刷、二段組で配置して全32枚)し、内容も薄くはないので推敲もやりやすいですね。
無理して長編書かなくてもいいのかもなぁと思いました。
前作を読んだTwitterのフォロワーであるレヴィさんに次作のリクエストをいただいたので続きを書く気になりました。
本当にありがとうございます!
ちょっとは伝わる部分が上達していればいいのですが。
今回、病院の描写が入ってますが、かなり悩みました。
執筆中、何度思ったことか。
『この状況下で見舞いって無理だろ……いや、数年前の話ということにするか、ちょっと待て、そしたら会議アプリが使えねーじゃん、だったら、この世界線ではコロナ禍は存在しないんだ、そうだ、そうしよう!!!』
物語のなかでは、なんでもアリだわ。そもそもこんな状況があり得んのだから、気にしなくてもいっか!!!(開き直り)
自分が切迫流産で三ヶ月間、入院病棟の一部を間借りしてた頃からもう20年近く経ちました。
義父の数度の入院で入院棟を見る機会はありましたが、現状の世相ではだいぶ病院の状況も変わってますよね。
自分の入院時は友人の面会は自由でした。携帯のパケット代が安くなかったのとテレビは先払いカード式、点滴に繋がれてトイレに行くとき以外ベッドの上から動けない日々だったので、外界の情報(特に食、病院では食べられないメニューがあったので。一番の垂涎だったのはラーメン)に飢えてましたね。痛みと不安の連続を耐え続け、雑誌の写真を見て毎日退院できる日を心待ちにしてたなぁ……。
自由に行動できて、お日さまの下で生活できる喜びって本当になににも替えられない。素晴らしいです。
相も変わらず、話の中心部分が重たくって、もうちょい気楽なもんをお届けしたい希望というか、欲望はあるんですけどね。(^^;;
まあホラーなんてのは根っこに重苦しいものがないと始まらないので、しかたない部分もあるのですが、現実に近い話(?)になるとよけいにつらい部分が強く出てしまう。
もっと現実離れしてれば、どんなに血飛沫飛んでも精神的には鬱っぽくならずにすむのになぁとは思うのですけども。できれば、映画「ハッピー・デス・デイ」系な秀逸なお話が作れれば最高なのに、と心から思います。
さて、しばらくぶりに前作に目を通してみたんですが……。
後半の文体を読んでると、なんとかオチをつけようと気が急いてるのが伝わってきて嫌な汗をかきました。
さすがに全部また書き直しをするのはしんどい気分なので、新作で勘弁していただければと思ってます。
文体が以前より落ち着いたかな……なんかね、勘が戻ってきたっていうか、語彙の記憶倉庫の引き出しがスムーズに開くようになってきた、というか、『なんかこの表現ですんごくピッタリの常套句があったような、出てこねぇーーーウキャーーーーーッ(猿叫)!!!!』ってな状況がちょっと減ってきました。
日々、経年劣化していくのを食い止めるためにも、執筆は続行していきたいと考えています。
ずっとスマホアプリの国語辞書と連想類語辞典のサイトには、頻繁にお世話になり続けているんですけどね。
これがないとたぶん先に進まない。本当に助かってます。
ネットのない時代には戻れない。まさに叡智。いい時代になったなぁ。
とは言いつつ、調べてはネットの海に飲まれて時間食われるということの繰り返し。もっと早く仕上げられるようになりたい。
そうじゃないと、アウトプットが追いつかないうちにあっち(?)の世界行っちゃうかもしれないと焦る今日この頃です。
なかなかクセのあるキャラクターが増えて、別の話の展開もできそうな気配もあるんですが、いつまで経っても小説に舞い戻った理由でもある作品のシリーズものを手がけられなくなりそうなので、こっちの話は後日、アカネさんとグレ氏の日常短編2本を書き上げたら一旦終了としたいと考えています。
本当はね、松田くんとか高橋くんとか井上くんもこう、なんというか参加させて展開していきたい欲もあるんですけどね。
もしかしたら、とんでもなくいいネタ思いついたら続く……かなぁ。
がんばります。
ではまた、次作にてお目にかかれたら嬉しいです。
ここまで読んでいただいた皆さまに、あらためて心からの感謝を。
ありがとうございました。(*´▽`*)
幸せっていう怪物 内田ユライ @yurai_uchida
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