概要
時代遅れの記憶配達人の矜持
Social Memory Sharing Services(SMSS)。誰しもがインスタグラムのように記憶をアップロードし、娯楽のようにダウンロード可能なコンテンツとして扱われた世界で、未だに時代遅れの記憶配達人を営む兄妹がいた。家族や親友のような親しい人に向けられる秘密や思い出を扱う配達人は、斜陽ではあったが未だになんとか糊口を凌ぐことはできていた。そんな兄妹のもとに破格の依頼料の案件が舞い降りてくる。その依頼主はSMSSの国内最大規模の会社グラディーヴァの社長だった。
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